ニシカワグラス アンド アート | 西川 慎

ガラス工芸の精華 北海道立近代美術館ガラスコレクション

ガラス工芸の精華 北海道立近代美術館ガラスコレクションが先月11月7日から「はつかいち美術ギャラリー(広島県廿日市市)」で開催されております。

この展覧会では、「ガレから現代まで」というテーマで、15世紀にヴェネツィアで花開いた繊細優美なガラス工芸は、ボヘミア、イギリスなど各地へその秘法は伝わり、それぞれ独自の工芸が生まれる作品から展示が始まります。
そして、19世紀、ヨーロッパ社会の近代化と足並みをそろえて盛り上がりを見せたアール・ヌーボー様式は、ガレ、ドームらにより新しい魅力のガラス工芸が変革をもたらし、アール・デコの時代に引きつがれラリックによるデザインを意識した方向性、マリノやテュレらの個人作家のに続きます。
戦後、ガラスが芸術の一素材として使用されるようになると、スタジオガラス運動が世界中に広がり、日本では岩田、各務らによりガラス工芸の新しい展開し現代のガラスアートへと展覧会が締めくくられています。

この現代作家の締めくくりに「M.M Glass Studio」の作家、西川慎と池本美和の作品が展示されております。

ガラス工芸の歴史が解りやすく展示されていおり、とても良い展覧会になっております。ぜひご高覧下さい。

また、今回の特別出品は、、ギャラリーショップとしてのガラス作品販売も行いたいという事で、はつかいち美術ギャラリーからエム・エムグラススタジオに要請があり展示台のデザインから作品の展示まで、提案させていただいています。こちらの展示販売も楽しんでください。

ガラス工芸の精華―ガレから現代まで― 
北海道立近代美術館ガラスコレクション

場所:はつかいち美術ギャラリー
期間:2009年11月7日(土)~12月13日(日)