ニシカワグラス アンド アート | 西川 慎

吹きガラス作品 ―ゴブレット―

ガラス作品をホテルやオフィスといったパブリックスペースに設置するための提案する作品として、M.Mグラススタジオでは、キャストの技法を用いたガラス彫刻・ガラスオブジェが多く、また特徴的です。

しかし、今回搬入する作品は、吹きガラスの技法を用いた「吹きガラス作品 ―ゴブレット―」です。

設置する場所は、ホテルの結婚披露宴などで使用する会場のリニューアルに合わせ、デザイナーが空間を構成し、制作した棚、メインテーブルのバックにガラス作品が設置されます。

伝統的なベネチアングラスの技法で制作されたゴブレットはテクニックの塊のようなものです。
吹きガラスの基礎がしっかりしていなければ、決して制作することはできません。

また、吹きガラスは、まったくの一人で制作をする訳ではなく、必ず、メインブロワーとアシスタントとの2人から3人位のチームで制作をします。
このブローグラスのチームの意気が合わないと形にもなりません。

久しくゴブレットには挑戦していませんでしたので、非常に緊張感あふれる吹きガラスの制作現場でした。
アシスタントの皆も久しぶりのゴブレットの緊張感を「楽しんでいた?」ように思います。

いよいよ明日は搬入です。

設置後の空間、メインテーブルのバック作品は後日掲載します。

 西川 慎

 
ゴブレット16点 h:370×w:125×d:125(mm)     ベロネーゼ h:495×w:180×d:180(mm)
ディスプレイ用のためビックサイズです。       中央作品