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京都観光Ⅱ 清水寺

京都観光Ⅱ 清水寺
京都観光がもう少し続きます。
河井寛次郎記念館の静かな雰囲気と時間を感じた後に、今度はそこから歩いて15分坂道を登り清水寺に行ってきました。
誰もが知っている京都の名所です。京都市内が一望できる舞台からの眺めは最高でした。
舞台は139本の柱と貫木は釘を一切使わずに組み合わされていて、周囲が2m程もあるケヤキの木に楔を打ち込んだ頑丈な創りになっていて、下から見上げると、その美しさに感動します。
「清水の舞台から飛び降りる」の言葉どおり、江戸時代から200人以上が願をかけ飛び降りたとか?8割以上は生きていたそうですけれど(汗)。現在はもちろん飛び降り禁止だそうです。(当たり前ですね♪)
また、清水寺は最近はやりのパワースポットでもあります。願を叶える随求堂や事業の成功などを祈願する出世大黒、無病息災を願う音羽の滝などゆっくり参拝し、私達が留守の間ガラス工房を守ってくれているスタッフの健康等を祈願してまいりました。
帰りは産寧坂、二年坂を通り甘味などいただきながら京都駅に向かい観光も終了。
久しぶりにゆっくりと時を過ごし気持ちよく山口に帰宅しました。

明日からは早速工房の整理、追加注文等と忙しく制作を開始します。

初めての京都でのガラス二人展、無事に終了いたしました。
たくさんのお客様にお越しいただきたくさん勉強させていただきました。
京都での出会いと経験を生かしガラス制作頑張っていきます。

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「八坂の塔」
御柱が塔の中心を貫いている建築工法で東京スカイツリーにも用いられているそうです。
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「清水の舞台」 飛び下り禁止です。

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清水寺の名の由来になった名水「音羽の滝」
真ん中に池本美和さん。何度も飲むと御利益がなくなるそうです。

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「産寧坂」ガラス展のための京都の生活も終わりです。
京都駅に向かい帰路につきます。

京都観光 河井寛次郎記念館

京都観光 河井寛次郎記念館
昨日、髙島屋京都店での初めてのガラス二人展も無事に終了し、たくさんのお客様からいろいろなご意見ご感想を頂き、とても勉強になる一週間でした。
展覧会を行うに当たって協力をしてくださいました、髙島屋のスタッフ、関係者の皆様本当にありがとうございました。

今日は山口の工房に帰宅する前に気になる美術館などに見学に行きます。
京都は工芸や文化の宝庫ですので、しっかり良いものを観て勉強したいと思います。

池本が兼ねてから一度行ってみたいと言っておりました河井寛次郎記念館に行きました。ガラス二人展を観に来て下さいました書家の矢田先生も足を運ばれ、「とても良かった」の感想を聞いておりましたので、なおさらに興味を持ち足を運びました。
寛次郎が制作活動で過ごした自宅兼工房、入るなりその静かに時間が流れる感じが木漏れ日から伺えます。
寛次郎が使用した椅子や机の調度品がそのままの形で残され、二階の部屋からは中庭の向こうに素焼き窯と上り窯も見えています。
作陶をはじめとした木彫や文章を通じてはげしい表現をしたものが数多く展示されておりましたが、反面、生活の中で生きる芸術を尊んだ穏やかな心を感じることができたように思います。
寛次郎は「驚いている自分に驚いている自分」と語っています。
当たり前のことを当たり前ととらえず、いつも新鮮な目で「ものごと」に向き合っていれば毎日のように制作をしているガラスからも、もっと深く美しさを感じ取れるのではないですか?と言われているような気がしました。
気持ちを落ち着かせガラス制作に取り組み、さらに精進しなければと思わされる場所でした。
お勧めです。♪

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客間から見える中庭と寛次郎が使用した調度品

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居間の椅子と囲炉裏                   
玄関入ってすぐの手の彫と格子戸からの木漏れ日。
とても静かな雰囲気です。

人や場所、ガラス作品との出会い

人や場所、ガラス作品との出会い
私達にっとってガラス作品制作と同じ以上に大事な人との出会い、思い出の場所、作品達が今のM.Mグラススタジオの西川慎・池本美和を構成いしています。
M.MグラススタジオNewsでお知らせしました「和ガラス粋なうつわ、遊びのかたち」を拝見しに上京した際、いろいろな人や思い出の場所、作品と出会いました。
その時の事や、これから起こる出来事、出会う人々を少しづつ紹介していきます。

今回は、「東京ミッドタウン」です。
この商業施設にサントリー美術館が移転をする事となり私はサインを制作させていただく機会を得ました。
ここにミッドタウンができなければガラスサインを制作することはなかったと思います。
また、六本木の東京ミッドタウンのあ場所は旧防衛庁の跡地で長州藩の土地でもありました。
私達M.Mグラススタジオのある山口県も長州藩の土地です。
こじつけと言えばそれまでですが、私はどうしてもそうとは思えません。
何か目に見えない物事にひかれ、必然的にこの土地でガラス工房を立ち上げているからこそ六本木の旧長州藩の土地に西川慎のガラス作品が選ばれたと思っています。
土地の歴史にひかれ、小さいけれど歴史の一部にM.Mグラススタジオのガラス作品が残るのはとても光栄なことです。
私にとって非常に思い出深い大切なところです。

西川 慎

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