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書家 矢田照濤 書のパフォーマンス

書家 矢田照濤 書のパフォーマンス
今日はある会の会長の米寿をお祝いする祝賀会が行われました。
小野田の色々な方々が会長にはお世話になっており、これだけ地元の名士が勢ぞろいすることもめったにありません。もちろん私達も小野田に移り住んだ10年前から多大にお世話になっております。そのお祝いの席で書家の矢田照濤先生の書のパフォーマンスで会は始まりました。書かれた文字は「保寿」。寿=命を保つというこれからの長寿お祝う言葉だそうです。文字の意味も書かれた書も本当に素晴らしくとても優しく力強い言葉です。この言葉で始まった祝賀会は言うまでもなく心地よく和やかな雰囲気で進み会長をお祝いすることができた様に思います。「おめでとうございます!これからもお元気に過ごされてください。」
ここでは、会のオープニングを見事に飾ってくださった矢田先生のパフォーマンスを紹介したいと思います。

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皆様のごあいさつの後に会長にはサプライズ企画として矢田照濤先生の書のパフォーマンスが行われました。いよいよ一筆目が始まります。息をのむ瞬間で す。

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一筆一筆の息づかいと線の深みが相まって「保寿」の文字を形創って行きます。

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「保寿」の横には会の銘や年月日、米寿記念であることが記されます。

この文字が入ると、さらに作品の強度が増すように思えます。

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落款を押して作品として完成です。

優しく、力強い美しい書です。場の雰囲気を一瞬にして変えることができる作品を生み出せることは誰にでもできることではありません。本当に素晴らしい作品でした。
矢田先生ありがとうございました。

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書のパフォーマンスと言えば、毎年恒例の書道研究玄游会「新春書のパフォーマンス」です。
ちょっと遅くなりましたが続けて紹介しま~す。
今年の文字は辰年にちなんで「龍神」です。

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巨大な書を書き上げた後は、かなり息が上がっています。もの凄い集中力を使うのだと思います。

書き終わってすぐのインタビュー。矢田先生裸足です。

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「龍神」の文字が空を駆ける龍のようです。

2月いっぱい、山口宇部空港に展示してあります。
ご覧になられていない方はぜひご観覧に行ってくださ~い♪

ヨーロッパ ガラス視察 エピローグ

ヨーロッパ ガラス視察 エピローグ
フランクフルト、ベルリン、プラハと三都市を廻ったヨーロッパ視察も今朝の朝食を持って終了です。駆け足で回ったこの旅は今進行している作品に大きなヒントになると、思いきって行動に移しました。しかし、西川と池本だけでは多々あるガラス工房の仕事の忙しさに迷ったあげく現実的でないと判断して旅立たない事が今までのパターンでした。しかし、今回は一緒に旅をした友人がいます。株式会社モトクロス社長松永秀夫さんです。
M.Mグラススタジオのホームページを制作、管理をしていただいていて、モトクロス社員のWebデザイナーさん(M.Mグラス担当)がご家族の都合でドイツに転勤、そのままドイツにおいてモトクロスの仕事を続けているデザイナーさんに、松永さんが仕事の打ち合わせ等でヨーロッパに行くタイミングと、私たちが今後、世界での活動のための視察を考えていたタイミングが一致、ヨーロッパ視察が実現した訳です。この視察にかけた時間と労力はM.M、松永さん共にとても大きなもののだったと思います。しかし得られた経験と見識はそれにもまして巨大だった様に思えます。この旅の経験が仕事に人生に必ず役に立つと信じて疑いません。さあ、工房に帰ってヨーロッパでの経験を生かししっかりガラス制作です。

このヨーロッパ視察でお世話になった友人たちを紹介いたしま~す♪

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フルメンバーでの朝食 右からモトクロス松永秀夫さん、杉井さんの旦那様、Webデザイナー杉井さん、松永さんの息子さん空太君、奥様の妙子さん、M.Mの二人です♪

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ガラス作家 岡野かおりさん(チェコ在住)、旦那様のぺトルさん、娘のハナちゃん。
かおりさんとは同級生で、今後のガラス作家活動などを協力しあいたいと話しています。
久しぶりに会えて本当にうれしかったです。楽しいひと時でした♪

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食事をしながら作家としての今後の展開等を話しました。
いろんなことを話し合える大切な作家仲間であり、大切な友人です。

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なぜだか、初めて会った時から気が合い、経営者としての話もできる友人。
(株)モトクロスの松永秀夫社長。
二人で次の視察計画の機会をうかがっています。

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帰りも15時間ほどのフライト。御来光が美しく光ります。

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長い旅を経て無事に新山口到着。

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次回の発見の旅のために、しっかり作品制作を始めましょう♪

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PS:富山ガラス工房で大変お世話になった野田雄一先生と帰りの新大阪の駅でばったり。
池本は7,8年ぶりに再会。旅は面白いものですね♪

ガラス作家 津坂陽介・久保裕子 工房見学

ガラス作家 津坂陽介・久保裕子 工房見学
ガラス作家の津坂陽介さん、久保裕子さんご夫妻が富山市の上熊野に新たに工房を設立されたので、見学に行ってきました。とても素敵な工房で全てが手作り!
(流石)
二人を慕う作家仲間や学生も多く、週末になると学生たちが集まっては建屋まで建てられたそうです。
現代の日本におけるガラス作品制作の環境が良くなるためには、一人一人、個人の力が重要だと私は思います。また、その個々を支えるのが地域や組織力になるのだと考えています。どちらかだけが突出し力を付けるのではなく、良いパワーバランスになる様に個々も努力が必要です。多くの個人や公共のガラス工房、教育機関が多いい富山の地に、新しい二人のガラス工房が建設され、見学させていただき、そんな事を感じました。
良い人や良い場所には利害関係に関わらず、必ず人が集まります。これからのガラス制作活動を進めていくに当たって、工房の設立は良いスタートだと感じました。
私達M.Mグラススタジオも山口のガラス文化を進めて行く上でバランスを大切に奮闘している最中です。お互い個人工房を運営する作家として頑張りましょう。
津坂さん、久保さん忙しい中、時間を造って頂きありがとうございました♪

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お二人との出会いは14年くらい前、私が富山ガラス造形研究所の助手として勤務する事になった年に入学してきました。その時からの友人でガラスや工房の設備などについて沢山の時間を共有した仲間です。津坂さんに至っては、M.Mグラススタジオ設立の際に小野田で2年ほど一緒に働いて頂きました。小野田図書館で毎日のようにガラス溶解炉の図面を引き、窯を造り、また多くの作品を創造しました。どれをとっても懐かしい思い出です。独立した陽介君、久保ちゃんと、またどこかでお仕事をご一緒できる事を望んでいます♪

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ガラス制作・加工室と言った感じの手作りの工房。
ところどころに陽介君の几帳面さが出ています。
ドアもお手製だそですよ。(凄)

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二人のガラス工房の真ん前には立山連峰が。超綺麗です。(美)

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今回の出張も無事に終了。多くのガラス作家さんに会ってとても勉強になりました。
お付き合い頂いた皆さまありがとうございました♪(感謝)

「大濤書展」 書家×ガラス作家

「大濤書展」 書家×ガラス作家
防府市にある地域交流センターアスピラートで、書家の矢田照濤先生が代表をされている大濤書道会の展覧会「第6回大濤書展」を観に行きました。
会場入り口の正面に、「地は寂光の曼荼羅となり月高し」と書かれたライブで制作された矢田照濤先生の作品が目に飛び込んできます。詞で書かれた作品をこの迫力の大きさで目にするのは初めてで、
今年の初めに行われた玄游会「新春 書のパフォーマンス」での、深紅の「鳳」の一字の作品とが全く違う感じを受けました。まるで洋画のエスキースやクロッキー画を見ているように、字と字の間に空間を強く感じます。平面(二次元)である紙の中に完全に奥行きがあるのです。書の事があまり解らない私は、言葉になって多くの文字(形)が積み重なり空間を構成するさまが、絵画の基本のデッサンの様に感じたからかも知れません。
今日は勉強で会場にきましたのでここは、照濤先生に伺ってみようと自分の感じたことをお伝えしました。すると、私が感じた前者の空間の事を、書の世界では「実画と虚画」と言うそうです。実際に墨を置き書く線と線から線に移るときの筆が通る軌跡の事を言うそうです。実際には書いていない線まで照濤先生は感じさせる事が出来るのです。やっぱりすごい!書いてある言葉の意味も美しければその詞や形にあった空間を創ることができる。深い世界なんだろうと感動しました。
私達もガラスと言う素材で綺麗さや道具としての機能だけを求めて制作している訳では有りません。ガラスを取り巻く空間を意識しながら作品制作する事が多くあります。どんなにガラスの素材自体が綺麗であっても、そのガラス作品が持っている周りを取り巻く空間が美しくなければ決して良いガラス作品にはならないと思っています。これは、ガラスのコップ、花器一つとっても同じです。私のガラス作品の中にも目には見えない「軌跡」をより一層、感じて頂けるようガラス作品の制作しようと思います。
早速、明日の吹きガラスでは流れ(軌跡)を意識して制作を実行します。

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「第6回大濤書展」大濤書道会

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3m×5m矢田照濤先生によるライブ制作で書かれた作品
「地は寂光の曼荼羅となり月高し」
書家 矢田照濤先生(左)とガラス作家 西川 慎

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照濤先生が毎日のように制作しているはがき大の作品
とても完成度の高い制作日記のようです。

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去年のガラスフェスタ2009で照濤先生とコラボレーションした「書×ガラス」の作品群。
先生とM.Mグラススタジオ、きららガラス未来館、どこがどの作品を所有するかの会議です。
矢田先生、作品選ぶの遅くなってごめんなさい。(涙)
あっと言う間に1年がたってしまいました。

ガラス作品 プレゼンテーションツール

ガラス作品 プレゼンテーションツール
2日目のガラス展はとても静かな感じです。こんな時は会場をギャラリー仲摩の仲摩さんと淡交社の方々に任せて、私は銀座へ。数人のガラス作家の展覧会を観てから、M.Mグラススタジオガラス作品のプレゼンテーションをするための新しいツールを求めて銀座Macショップへやって来ました。
今までのプレゼンではポートフォリオ(写真集)を制作して建築事務所やアート事務所、お客様に提示していたのですが、年月が経つにつれて作品や物件が増え、写真資料ではなかなか対応できなくなってきています。しかも、今ではM.Mグラススタジオのホームページが一番充実しているので、それを観ていただくのが一番です。しかし、いちいちノート型のPCを広げて画面を見ていただくのは大変見え難く、実際のプレゼンでは不向きです。(プロジェクターがあればPCでも良いのですが、さらに大掛かりになってしまうのであまり使用する事がありません。)
そこで、いま話題のiPadが利用できないかと思いやって来ました。
夏のイベントきららガラス未来館で今年も行われる「ガラスフェスタ2010」の今年のゲスト「ビン笛合奏団ラ・マーズ」体長のnamekoさんが実は、ここ銀座Macショップのリードクリエイティブ。今日はガラスフェスタの話ではなくてMacの話を伺いに♪
ショップに着いたら合言葉の「おれが来た!」そう担当の方に伝え、スタッフに「何だこいつ」みたいな顔をされらがらもnamekoさん登場。一安心(ホッ
)。Macがいかに良いかを、iPadが利用方法を存分に伺い、相談に乗ってもらいました。大変参考になり、また勉強になりました。まだ、購入はしていませんが今後M.Mグラススタジオガラス作品のプレゼンテーションには欠かせないツールになることと思っています。
まずは、ガラス工房に帰って池本さんにiPad購入のプレゼンです!

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ガラス作家の展覧会を見に。
松屋銀座

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松屋銀座の真正面 銀座Macショップ
テレビでおなじみのお店 iPad発売日には千人以上の行列が。

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「ビン笛合奏団ラ・マーズ」体長のnamekoさん
演奏の時の優しい雰囲気とは違う感じ。なんか迫力あり!
「おれが来た」なんて言わなければ良かったなぁ~。

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しっかりお話しを聞いて、帰る頃にはすっかり日が暮れてしまいました。
namekoさん長い時間ありがとうございました♪

ガラス展のお客様

ガラス展のお客様
初日からガラス作家7人による「ガラスの香合・小筥展」たくさんの方に、お越しいただいています。その中には先月京都で開催しておりました「西川慎・池本美和ガラス二人展」でお知り合いになったお客さまもいます。
斎藤治さんもそのお一人です。京都の展覧会時から私達のガラス作品を一点一点丁寧に時間をかけて見ていただいていました。今回のガラス展でも同じです。その姿は、作家としては嬉しい半面、気が行き届いていない部分まで見透かされてしまいそうで恐ろしいくらいです。
斎藤さんがこのガラス展で選んで下さいました作品は、斎藤さんのために創った作品と言ったら大げさですが、京都髙島屋のガラス展のあと「なごみのガラス展」も来ていただけるとお話しをしておりましたので、京都では出品しなかった作品を次のでは見ていただこうと思い新しい作品の制作を決めていました。案の定、新しいガラス作品(茶碗)を気に入ってくださり斎藤さんと私の作品は会うべくして出会い、ガラス作品自身は自分の行くべき場所へ旅立っていきます。「作品は出会いが大切!」と言います。本当にそう思出来事でした。
初日は嬉しい出会いや、初めてのお客様との出会いも多く無事終了。
なれないスーツに革靴で一日たっていましたので疲れてホテルに帰りました。
ここでまたビックリ!斎藤さんがロビーのカウンターに!!!。
この広い東京でたまたまお会いするとは。少しでも時間がずれていれば決して会うはずがないのに、8時間後に再会。すごい偶然の再会に祝して、一緒にお酒をいただく事になりました(斎藤さん行き付けの古酒Barへ)。斎藤さんのお話しや、私達ガラス作家の今の状況など、経営の大先輩からためになる話をたくさんお聞きし、ちょっと愚痴を聞いてもらったりしてとても楽しいひと時でした。
「作品は出会いが大切!」いやいや「作家こそ出会いが大切!!!」と思える日でした。斎藤さんありがとうございました。

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斎藤さん行き付けの古酒Bar「酒茶論」
日本酒の古酒をご案内する専門店、今までの日本酒とまったくちがう味わいです。
マスターも知識人でとても勉強になりました。

斎藤さんとのツーショット写真またもや撮り忘れました。
早くブログ写真を撮る習慣をつけねばいけませんね。(涙)

ガラスフェスタ2010 ビン笛合奏団ラ・マーズ ♪

ガラスフェスタ2010 ビン笛合奏団ラ・マーズ ♪
今朝は昨晩ご一緒した松永さんとゆっくりホテルの朝食をいただき、各々の仕事へと向かいました。
東京出張2日目です。
デイタイムは全て建築事務所、デザイン事務所等で作品の提案、ガラス作品制作、搬入が無事に終わった事のお礼など、渋谷を中心にあっちこっちに足を運び、それぞれお会いした皆様とお話しをさせていただきました。相手が望んでいる事やM.Mグラススタジオの取り組みなどの近況報告をすることで、今私達が何をするべきなのかを再認識することができます。自分達が何をしたいか理解していなければお客様に何を話していいか解らないですからね。次の企画につながる予感がします。(気!)

また、今日はM.Mグラススタジオがガラス作品制作と同じように大切にしている文化活動の打ち合わせもありました。毎年、きららガラス未来館で行っている「ガラスフェスタ2010」の企画運営をM.Mグラススタジオが行っております。そのコラボレーション企画として「ビン笛合奏団ラ・マーズ」との創作活動があります。 ラ・マーズさんはいろいろなガラス瓶に水を入れて音階を作り、指の間にそのガラス瓶をはさんで笛のように吹いて奏でます。子供のころコーラのガラス瓶などを吹いて遊んだ誰にでもある経験を、懐かしい心に残る音としてとらえ、プロの合奏団としてその音色を表現に生かしています。懐かしくて優しいビン笛の音色とM.Mグラススタジオで生まれる新しいガラス楽器。最高のコラボレーションに成りそうです。フェスタの流れ、子供たちとのワークショップ、ガラス楽器の制作、しっかり4時間以上かけて良い会議を行うことができました。
このガラスフェスタには生涯学習音楽指導員研究会ネットワーク山口や近隣施設(竜王山オートキャンプ場)等の地域の皆様、ガラス未来館講座生さん達にも参加して頂いています。
ガラスフェスタ楽しくなりそうです。一丸となって成功させますよ!

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品川アトレに隣接するビルの4F「Complex Table」で待ち合わせ

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超真剣!企画・制作会議 食事も忘れて話が盛り上がっています。

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ラマーズさん達との会議の中で生まれたラフスケッチ、
面白くなりそうです。(嬉)

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コンプレックステーブル 創作イタリアン おいしかったです。(美味)

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内装や家具もかなりこだわっている感じ。
バーの後ろには本物のステンドグラスもありました。

ガラス二人展ご来場のお客様Ⅱ

ガラス二人展ご来場のお客様Ⅱ
髙島屋京都店でのガラス二人展にたくさんのお客様にご来場頂いております。
京都近郊にお住まいの方はもちろん、日本最大の観光地である土地ならではの海外の観光客の方も多数足を止めてM.Mグラススタジオの作品をご覧いただいております。
その中で、この度も素敵な出会いを頂きました。
そのお客様は水を研究していらっしゃるお客様で、ご夫婦で会場にお来し頂きました。
私達はガラス作品の制作の際によく「水」と「月」をテーマに制作をします。
今回の展覧会でも同じテーマで制作致しましたので、ガラス作品のタイトルにも「水」や「月」を思わすタイトルが多いいのです。
そこに、水を研究なさっているお客様が現れ、「水」を思わすガラスの形状とタイトルに魅せられたとお言葉を頂きました。
ガラス作品を求めて頂く方にはガラスの持っているきれいさだけでなく、どの様な思いで作家がガラスに魅力を感じ制作しているのかをタイトルや話の中から感じ取り、作品を手元に置いて頂いているのだろうと改めて思いました。
生まれてきた作品に名前を付けることはとても重要です。

また、その他にもご来場頂きました方の中には、親戚のおじさん、池本のガラスを始める前に勤めていた上司の方、そのご家族、日々お世話になっているきららガラス未来館きらら交流館の両副館長、スタッフのご家族も足を運んでくださいました。
本当にありがとうございました。

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このタイトルに目を止めてくださいました。「游水」 池本作品

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・きらら交流館 原田副館長(左)、きららガラス未来館 中村副館長(右)

ガラス二人展ご来場のお客様Ⅰ

ガラス二人展ご来場のお客様Ⅰ
初めての京都でのガラス二人展が開催して3日目、多くの客様にご来場頂いております。
当然、初めてのお客様ばかりで緊張の連続です。その様な内で、M.Mグラススタジオで取り組んでいるガラス素材やガラス作品の魅力をお話ししています。
京都の地域性や文化の違いなどを感じながら、接客をしていると、エスカレーターの方から書家の矢田照濤先生が展覧会に来て下さいました。
初めての場所でのプレッシャーがある展覧会の中での久しぶりの再会でしたので会場での時間では話し足りなく、夕食をご一緒することになりました。
矢田先生は京都での関西古典研究会(玄游書会主催)の講義に来られていたそうです。
「書とガラス」表現するための素材や道具は違っても、ものを表現することには変わりありません。表現者としての矢田照濤先生の取り組まれている事、姿勢はとても勉強になります。今書いているブログ一つとっても毎日続け、毎日作品を創り(書き)続けている時間の積み重ねは一年先、十年先には膨大な量になり、さらにその成果が100倍にも1000倍にも変わっていくのだろうと思います。
私達も毎日ガラスと向き合い制作をする事はもちろん、お客様やいろいろな分野の先生方とお話しすることは作家活動の両輪の様なものだと思いました。
髙島屋京都店しっかり勉強させていただきます。

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矢田先生と京料理に舌鼓 生麩田楽おいしかったです。♪

倫理法人会 経営者モーニングセミナー講演

倫理法人会 経営者モーニングセミナー講演
宇部市準倫理法人会 経営者モーニングセミナーの講演に招待され、「ガラス作家の仕事と社会とのつながり」というテーマでお話しをさせていただきました。
講演を聞いて下さっている方々は経営者や自己を高めんと朝の6時から集まっている意識の高い方々です。私が少しでもカッコつけてガラス作家の事を話そうものならすぐに見破られてしまいそうです。 そんな中でお話をさせていたける機会はめったにありません。
ガラス作家が向かうべき方向や姿勢をまだまだ足りない私ですが、今の思いを心から話させて頂きました。
講演では、私がどの様にしてアート(美術)の世界に興味を持ち、ガラスの素材に出会いガラス作家を目指したところから始まり。山口県の小野田市になぜM.Mグラススタジオを設立し活動を始めたのかと言う経緯とガラス作家の社会での役割を話させていただきました。
私達は山口県でガラス工房を初めて8年になりますが、なぜ小野田に来て、何のために作家を続けているのかを、経営者の皆様の前で話す事によってガラス作家としての自己と社会との関係を再認識することがでたように思いました。
恥ずかしながら恩師との関係をお話ししている際には、恩師のガラス作家の姿勢を思い出し感極まり言葉に詰まってしまうところもありました。
講演をを聞いて下さっている皆様にはうまくお伝えできなかったかもしれませんが、私にとって大変貴重な時間を頂きました。
宇部市準倫理法人会 経営者モーニングセミナーの参加者の皆様に深く感謝いたします。
本当にありがとうございました。
ますます、ガラス作品制作に励んでいきたいと思います。

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講演の様子 かなり緊張しました。