月別アーカイブ: 2012年1月

ガラス作品打ち合わせ 東京出張

ガラス作品打ち合わせ 東京出張
今年も多くのガラス作品を提案するため、M.Mグラススタジオではガラス工房の制作もさることながらガラスに関する質問やプレゼンは率先して進めていきます。今回も、新しいガラスの提案や進行中の作品についての打ち合わせのため、東京に出張です

しかし、出発日は日本を大寒波が覆い、小野田のガラス工房付近も大雪。当然小野田が雪ならば、山口宇部空港も大雪です。(泣) 飛行機が出発することを願いながら空港に向かったのですが、「こりゃきびしーなー」て感じです。西川が動くと、夏は台風が来て、この冬は大雪。(涙) 本当に天候には恵まれませんが、今までに一度も会議に出席できなかったことはありません。案の定今回も大丈夫でした。(ホ) 次の日は新潟方面に移動するので心配は続きますが、こちらも何の問題もなく会議終了。もちろんものすごく寒かったです。(震) 三日目は東京に戻ってさらにガラス作品について調整。
 少し早めに打ち合わせが終了したので最近オープンした「蔦谷書店」に立ち寄ってみました。青山のど真ん中にできた高級書店。本屋の一画にはカフェバーの「アンジン」やスターバックスカフェが入り、席ではipadでゆっくり本の検索や雑誌のバックナンバーを楽しむことができます。「アンジン」の本棚には書籍以外にも絵画や立体の作品が展示されています。実はここに西川のガラス作品が展示してありますので様子を観に行った次第です。(視察)
進行中のガラス作品やプロジェクトに関してはなかなか紹介できませんが、出張の様子をちょっと紹介しま~す。

1tokyo.JPG
東京でのガラス作品の打ち合わせに向かうべく、山口県の空の玄関「山口宇部空港」に・・・
大雪です。(飛行機飛ぶかな~)

2tokyo.JPG
出発が少し遅れましたが問題なく飛び立ちました。(ホ)
この日の機体は
今話題の最新機ボーイング787でした。(ラッキー!)
機内はLEDが多く使用され綺麗です。シートの座り心地も良好♪

3tokyo.JPG
ボーイング787 燃費も1割~2割ほど向上されているエコな飛行機♪
あまり就航していない機種なので機体を降りると多くの人が写真を撮っていました。つられて私もデジカメに。(写メ)

tokyo4.JPG
高級蔦谷書店 青山にオープンしています。

tokyo5.JPG
西川 慎のガラス作品「山に映る月」が何気なく展示されています。
他にも、絵画や木、金属、セラミック等の感じの良い立体などが展示されています。

tokyo6.JPG
現代的な日本画も展示されています。雰囲気とものすごく合っています。

tokyo7.JPG
スタバのカウンターにはipadが誰でも使用でき、施設の紹介や探している本などが検索できるようになっています。今話題の東京おしゃれスポットです♪

書家 矢田照濤 書のパフォーマンス

書家 矢田照濤 書のパフォーマンス
今日はある会の会長の米寿をお祝いする祝賀会が行われました。
小野田の色々な方々が会長にはお世話になっており、これだけ地元の名士が勢ぞろいすることもめったにありません。もちろん私達も小野田に移り住んだ10年前から多大にお世話になっております。そのお祝いの席で書家の矢田照濤先生の書のパフォーマンスで会は始まりました。書かれた文字は「保寿」。寿=命を保つというこれからの長寿お祝う言葉だそうです。文字の意味も書かれた書も本当に素晴らしくとても優しく力強い言葉です。この言葉で始まった祝賀会は言うまでもなく心地よく和やかな雰囲気で進み会長をお祝いすることができた様に思います。「おめでとうございます!これからもお元気に過ごされてください。」
ここでは、会のオープニングを見事に飾ってくださった矢田先生のパフォーマンスを紹介したいと思います。

genyupa1.JPG
皆様のごあいさつの後に会長にはサプライズ企画として矢田照濤先生の書のパフォーマンスが行われました。いよいよ一筆目が始まります。息をのむ瞬間で す。

genyupa2.JPG
一筆一筆の息づかいと線の深みが相まって「保寿」の文字を形創って行きます。

genyupa3.JPG
「保寿」の横には会の銘や年月日、米寿記念であることが記されます。

この文字が入ると、さらに作品の強度が増すように思えます。

genyupa4.JPG
落款を押して作品として完成です。

優しく、力強い美しい書です。場の雰囲気を一瞬にして変えることができる作品を生み出せることは誰にでもできることではありません。本当に素晴らしい作品でした。
矢田先生ありがとうございました。

genyupa5.JPG
書のパフォーマンスと言えば、毎年恒例の書道研究玄游会「新春書のパフォーマンス」です。
ちょっと遅くなりましたが続けて紹介しま~す。
今年の文字は辰年にちなんで「龍神」です。

genyupa6.JPG
巨大な書を書き上げた後は、かなり息が上がっています。もの凄い集中力を使うのだと思います。

書き終わってすぐのインタビュー。矢田先生裸足です。

genyupa7.JPG
「龍神」の文字が空を駆ける龍のようです。

2月いっぱい、山口宇部空港に展示してあります。
ご覧になられていない方はぜひご観覧に行ってくださ~い♪

締切間近!ガラス作品制作続々と♪

締切間近!ガラス作品制作続々と♪
年明けから、きららガラス未来館のガラス溶解炉修繕をしながらもガラス作品の締切が続々と近づいています。都内ホテルのスイートルームに使用される作品。この春オープンの都内マンションエントランスホール。広島初の本格的なアートの入るマンションの共用スペースなど、多くのガラス作品を完成させなければいけません。しかもなかなかの大型作品ばかりで、吹きガラス作品も、キャストの磨きも簡単に仕上がる作品は一つもないのです。(難)
 もちろん完成した作品を安全に発送するように専用の箱を制作したり。設置場所によっては搬入、設置にも足を運ぶ準備をします。このような作品に加えて、さらに大量の記念品の制作も行っていてすべての締切が今月中。本当にありがたい話なのですが、年明け一週間でこのペース。(忙) 完成に向けてスタッフのみんなと計画的に進めて行きましょう。

1.8.1.JPG
今年最初の吹きガラスはH:680mmの大きな作品です。(重)

1.8.2.JPG
宙吹きガラスで大物を制作するときはアシスタントとの息が合わないとうまくいきません。なかなか良いタイミングになってきました。

1.8.3.JPG    1.8.4.JPG
このような感じでガラス作品が完成しました。ここからサンドブラストで加工をする作品と設置のための準備です♪

1.8.5.JPG
都内マンションに納めるガラス作品、こちらも高さが600mm以上で、重量も30kg以上あります。(重) 
思った以上におおきな作品です。今週は安全に梱包をしま~す。

M.Mグラススタジオ 2012年スタートしました。

M.Mグラススタジオ 2012年スタートしました。
新年明けましておめでとうございます。
M.Mグラススタジオのお
正月休みも終わり2012年、本日より営業がスタートです。
西川慎・池本美和・工房スタッフともども鋭気を養い新たな年を迎えました。
今年は国内、国外とガラス作品の納品のため1月から猛ダッシュで制作が始まっております。また、M.Mグラススタジオが管理運営しているきららガラス未来館のガラス熔解炉、加工機などの大きな修繕も行い、新たな年に綺麗にメンテナンスされたガラス工房で色々なガラスイベントを行う予定です。
本年も多くの方々にエムエムグラススタジオの作品や企画を必要としていただけるように全身全霊でガラスに取り組んでいきます。

本年もどうぞよろしくお願い致します。

nennsi1.JPG
毎年、神棚下のキルンの上にお正月飾りをします♪
「火の神様」見えないものにも感謝と敬意を払って。

nennsi2.JPG
去年まで頑張ってくれたガラス溶解炉の修繕を初日から開始します。
丁寧に古く弱くなった断熱材を蚤と金槌ではがしていきます。

nennsi3.1.JPG
ガラスの坩堝も1年以上使用すると薄くなって穴が開いてしまうので、交換します。
坩堝の交換前には窯の内部全部の補修箇所をチェックして。
古くなった炉床を斫りハンマーではがしています。
古い炉床はガラスと混ざって硬いです。(大変!