月別アーカイブ: 2010年5月

ガラス二人展ご来場のお客様Ⅱ

ガラス二人展ご来場のお客様Ⅱ
髙島屋京都店でのガラス二人展にたくさんのお客様にご来場頂いております。
京都近郊にお住まいの方はもちろん、日本最大の観光地である土地ならではの海外の観光客の方も多数足を止めてM.Mグラススタジオの作品をご覧いただいております。
その中で、この度も素敵な出会いを頂きました。
そのお客様は水を研究していらっしゃるお客様で、ご夫婦で会場にお来し頂きました。
私達はガラス作品の制作の際によく「水」と「月」をテーマに制作をします。
今回の展覧会でも同じテーマで制作致しましたので、ガラス作品のタイトルにも「水」や「月」を思わすタイトルが多いいのです。
そこに、水を研究なさっているお客様が現れ、「水」を思わすガラスの形状とタイトルに魅せられたとお言葉を頂きました。
ガラス作品を求めて頂く方にはガラスの持っているきれいさだけでなく、どの様な思いで作家がガラスに魅力を感じ制作しているのかをタイトルや話の中から感じ取り、作品を手元に置いて頂いているのだろうと改めて思いました。
生まれてきた作品に名前を付けることはとても重要です。

また、その他にもご来場頂きました方の中には、親戚のおじさん、池本のガラスを始める前に勤めていた上司の方、そのご家族、日々お世話になっているきららガラス未来館きらら交流館の両副館長、スタッフのご家族も足を運んでくださいました。
本当にありがとうございました。

takasimaya8.JPG
このタイトルに目を止めてくださいました。「游水」 池本作品

takasimaya7.JPG
・きらら交流館 原田副館長(左)、きららガラス未来館 中村副館長(右)

ガラス二人展ご来場のお客様Ⅰ

ガラス二人展ご来場のお客様Ⅰ
初めての京都でのガラス二人展が開催して3日目、多くの客様にご来場頂いております。
当然、初めてのお客様ばかりで緊張の連続です。その様な内で、M.Mグラススタジオで取り組んでいるガラス素材やガラス作品の魅力をお話ししています。
京都の地域性や文化の違いなどを感じながら、接客をしていると、エスカレーターの方から書家の矢田照濤先生が展覧会に来て下さいました。
初めての場所でのプレッシャーがある展覧会の中での久しぶりの再会でしたので会場での時間では話し足りなく、夕食をご一緒することになりました。
矢田先生は京都での関西古典研究会(玄游書会主催)の講義に来られていたそうです。
「書とガラス」表現するための素材や道具は違っても、ものを表現することには変わりありません。表現者としての矢田照濤先生の取り組まれている事、姿勢はとても勉強になります。今書いているブログ一つとっても毎日続け、毎日作品を創り(書き)続けている時間の積み重ねは一年先、十年先には膨大な量になり、さらにその成果が100倍にも1000倍にも変わっていくのだろうと思います。
私達も毎日ガラスと向き合い制作をする事はもちろん、お客様やいろいろな分野の先生方とお話しすることは作家活動の両輪の様なものだと思いました。
髙島屋京都店しっかり勉強させていただきます。

takasimaya3.JPG
矢田先生と京料理に舌鼓 生麩田楽おいしかったです。♪

髙島屋京都店 ガラス二人展開催

髙島屋京都店 ガラス二人展開催
髙島屋京都店 ガラス二人展が5月26日から開催しています。
初めての場所での展覧会はここ最近ではありません。
15年以上ガラス制作に携わっているので何かしら関わりのある場所で展示をしていましたので、M.Mグラススタジオを開設したばかりの時に展覧会を初めた様な緊張感が漂っています。
これから、一週間私達の作品にどの様な感想が頂けるのか楽しみであり、同時に不安でもあります。

ガラス作家が展覧会を開催する理由はいくつかあると思います。
工房を運営するためにしっかりガラスの魅力を感じてもらうと同時に作品を販売をすること。
また、それ以上に貴重で重要なのはお客様から直接作品の意見や見え方、感想などを耳にする(リサーチ)ができることだと思います。
もちろん全ての意見を聞き反映させるのではなく、聞くべき意見とそうでない意見をしっかりと見極める事が大切だと思います。
今までも、自分たちにとって都合の悪い意見程、本当は大事な意見だったりすることは多々ありました。
作家は、何もないところから新しい作品を制作し発信する事はできないと思っています。
それ以上に大切なことは当たり前になりすぎてしまい何も感じなくなってしまった事や、都合の悪い意見に耳を傾け感じ取る事、「受信する」ことがなによりも大切だと思っています。
これから一週間初めてお会いする京都のお客様からたくさんの事を学び取ろうと思っています。
また、滞在する期間には京都の食文化にもいっぱい触れて勉強させて頂きます。
京料理楽しみです♪

takasimaya5.JPG
髙島屋京都店 美術工芸サロン

takasimaya6.JPG
「清流」 お茶道具