月別アーカイブ: 2011年12月

M.Mグラススタジオ 年末のご挨拶

M.Mグラススタジオ 年末のご挨拶
本年も明日で終わりです。こうやって、年末のあいさつをブログでするのも3回目になります。このあいさつを書く時、今年の一年を予定表(カレンダー)を見ながら思いかいします。今年も本当にいろいろと制作・活動をしてまいりました。上海、ロシア、ヨーロッパと海外での活動を始め、日本国内での制作活動は年々忙しさを増しているように思えます。制作拠点の小野田でもワークショップや未来館を利用してのコンサートと生涯学習にも例年より多くの企画をスタッフの皆で活動してきました。M.Mグラススタジオから着実にガラス文化が日本や世界に発信されていると自負しています。
来年もいくつかの大きなプロジェクトが控えています。今年以上に忙しくなると予測されますが、スタッフと一丸となって元気にガラス制作活動を進めていきたいと思います。

身近な関係者の方々、スタッフや家族に支えられていることを強く感じながら来年に向けてお正月は鋭気を養いたいと思います。(感謝)

本日でM.M グラススタジオの今年の営業は終了です。

本年中は本当にありがとうございました。
どうぞよき春を迎えられますことをお祈りいたしております。

年末のご挨拶とさせていただきます。

株式会社 M.M グラススタジオ
西川 慎 ・ 池本 美和

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2011年12月30日 M.Mグラススタジオ ホットショップからの夕陽
支えて頂いている皆様に感謝をこめて。

年末のお仕事 ガラス制作に大忙し♪

年末のお仕事 ガラス制作に大忙し♪
今年も残すところ1週間ほどになりました。きららガラス未来館はガラス溶解炉のメンテナンスと大掃除の準備に追われています。M.Mグラススタジオは2012年早々の納品作品が多数あるため、年末の30日まで休みなくガラスを吹いて、加工して大忙しです。吹きガラス作品、キャストガラス(鋳造ガラス)作品と記念品や建築空間に納める大型作品までその注文数は100点を超えています。この厳しい時代に、とてもありがたいお話です。その声にこたえるべく年末年始ともぎりぎりまで作業して、ご注文いただきました皆様に喜んでいただきたいと思っています。
今回は制作の様子をちょっとだけご紹介しま~す♪
今日はクリスマスイブ。小野田はちょっとだけ雪がちらついています。吹きガラスは暖かくて制作しやすいけど、ガラス加工室は寒そうだな~。(震)

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キルンワーク(鋳造ガラス技法) 建築空間におさめる作品達の窯入れです。
粘土で原型を造り、それに耐火石膏で型取りをした後、ガラスの容積をはかってから窯の中に入れます。測っておいた容積に比重を掛けてガラスの重さを割り出し、型の中にその分量だけガラスを詰めます。

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最高温度880度。ガラスが型の中で綺麗に溶けています。
ガラスの容積はぴったりみたい♪

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1週間ほどの徐冷を経て窯出しです。耐火石膏を割りガラスを取り出します。
この時ガラスを傷つけないように!(注意)

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とり出したガラスは、さらに削り出して形を造っていきます。
本当に手間と時間がかかる技法ですが、しっかり磨き上げ、キルンワークできたガラスは他にはない素晴らしいガラスの
質感があります。
こちらも2012年の1月中旬に東京へ搬入です。

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加工等を待つガラス作品達。まだまだ沢山あるな~。(涙)

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新年早々に納品するガラスの記念品。こちらも、きっちりとした加工が必要です。
この3倍はこの作品を制作しなければいけません。(頑張りましょう!)
年末まで、もう一息です♪

ガラス工房で忘年会♪

ガラス工房で忘年会♪
ガラス瓶の工場見学を終えて小野田のガラス工房に帰り今日は引き続き忘年会です♪ お仕事の都合でガラス工場見学には行けなかったきららガラス未来館の館長と合流してM.Mグラスのホットショップで忘年会です。昨年から
忘年会はお店を予約して行うのではなく、みんなの手作りで楽しんでいます♪ 今年は串揚げと小野田産の魚介類を浜焼き風に♪ 今年を振り返りながらよく頑張ってくれたスタッフみんなで楽しく過ごします。(嬉) 山口を代表する日本酒「獺祭」を自分たちが制作したグラスやぐい呑み、ちゃんと片口に移しかえていただきます。さあ、みんなじゃんじゃん食べて飲んでくださ~い♪

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ホットショップで料理の準備とセッティング。 串揚げの用意と備長炭に火をつけて♪

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きららガラス未来館館長と副館長、M.Mの二人。食材提供者です。
広島から届いたばかりの特大カキ。

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小野田産の車海老とハマグリ。その他にもカニやイカ、山口県産の牛肉など食べきれないほど用意してあります。

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グラスやぐい呑み、片口などなど。もちろん手作りガラスの器を使用しま~す♪

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広島のカキを浜焼きに♪

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未来館のスタッフ3人からお酌していただきました♪(嬉)

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お酒のお強い女性3人は「獺祭」をお水のように飲んでいます。

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かなりお酒が入っているようですね。(酔)

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今年はM.M秘蔵のガラスVTRを観ながら。真剣に見過ぎて、この時はあまり酔えなかったかも・・・
VTRはリノ・タリエピエトラのゴブレット。10年ぶりくらいに見たけど本当に勉強になる映像です。(凄)

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締めのデザートはバケツプリン。とても美味しかったです♪
今年もあと僅か、最後まで気を抜かずに良い形で一年を締めくくりましょう。
スタッフのみなさん、あと2週間頑張ってくださいね。

ビン工場見学に行ってきました♪

ビン工場見学に行ってきました♪
今日は福岡県田川市にある日本耐酸壜工業株式会社にガラス瓶をフルオートメーションで制作しているガラスビン工場に来ています。♪
私たちが管理運営しているきららガラス未来館ではガラスの体験学習を行うと同時にガラスを通して教育を行っています。小学生達にはガラスのさまざまな制作方法やリサイクルについても教えています。そんな中で今回は日本耐酸壜工業株式会社の御好意で工場を見学させていただきました。一つ一つ手作りで制作している私たちのガラス工房と違い、工場で一日に生産されるガラス瓶は何十万本。ものすごい勢いで生産されます。知識だけで知っているのと実際に見た事を子供たちに伝えるのとではリアリティーが違います。現在
ガラス瓶のリサイクル率は80%以上でリサイクルの超優等生なのです。またガラスは100%天然素材だから変質のない安全性に優れた器でその透明感と輝きはガラスの最大の魅力です。割れるという欠点さえも、物を優しく扱うことを教えてくれる素晴らしい素材なのです。この度、回収したガラス瓶の仕分けから生産までしっかり田原主任と坂本工場長にご案内していただきました。田原主任は言います。「大切な資源であるガラスびんを大切にしてリサイクル、リデュースする心は、地球や自然を愛する想いに通じます。」同じガラス素材として扱う者としてしっかり勉強させていただき子供たちに伝えていきたいと思います。

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日本耐酸壜工業株式会社にて。

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日本耐酸壜工業株式会社のスローガン。
Glass bottle is the best package ガラス瓶はベストパッケージです。

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ガラス溶解炉 ガラスの量や温度は正確に管理されています。

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フランス製のオートメーション吹きガラスマシーン。
ものすごい勢いで生産されています。ちなみにこの瓶は「リポビタンD」です。
来週からはラムネの瓶を制作するようですよ。どうやってビー玉を閉じ込めるか見てみたいな~。

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ラインに乗って歪み等のチェックをクリアーしたビンたちが徐冷炉に入っていきます。

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2時間ほど徐冷炉のトンネルを抜けて完成しています。
この後にはガラスに傷がつきにくい加工がされ完成します。

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ガラス工房スタッフのみんなでお邪魔しました。
左前:坂本工場長 左後:田原総務主任
1時間程度のお時間でしたが、工場のあまりの凄さに予定をはるかに超えて2時間も見学、勉強させていただきました。お忙しい中、本当にありがとうございました。(感謝)

さあ、工場見学の後はM.Mグラススタジオに帰って忘年会で~す♪