年末のお仕事 ガラス制作に大忙し♪

年末のお仕事 ガラス制作に大忙し♪
今年も残すところ1週間ほどになりました。きららガラス未来館はガラス溶解炉のメンテナンスと大掃除の準備に追われています。M.Mグラススタジオは2012年早々の納品作品が多数あるため、年末の30日まで休みなくガラスを吹いて、加工して大忙しです。吹きガラス作品、キャストガラス(鋳造ガラス)作品と記念品や建築空間に納める大型作品までその注文数は100点を超えています。この厳しい時代に、とてもありがたいお話です。その声にこたえるべく年末年始ともぎりぎりまで作業して、ご注文いただきました皆様に喜んでいただきたいと思っています。
今回は制作の様子をちょっとだけご紹介しま~す♪
今日はクリスマスイブ。小野田はちょっとだけ雪がちらついています。吹きガラスは暖かくて制作しやすいけど、ガラス加工室は寒そうだな~。(震)

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キルンワーク(鋳造ガラス技法) 建築空間におさめる作品達の窯入れです。
粘土で原型を造り、それに耐火石膏で型取りをした後、ガラスの容積をはかってから窯の中に入れます。測っておいた容積に比重を掛けてガラスの重さを割り出し、型の中にその分量だけガラスを詰めます。

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最高温度880度。ガラスが型の中で綺麗に溶けています。
ガラスの容積はぴったりみたい♪

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1週間ほどの徐冷を経て窯出しです。耐火石膏を割りガラスを取り出します。
この時ガラスを傷つけないように!(注意)

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とり出したガラスは、さらに削り出して形を造っていきます。
本当に手間と時間がかかる技法ですが、しっかり磨き上げ、キルンワークできたガラスは他にはない素晴らしいガラスの
質感があります。
こちらも2012年の1月中旬に東京へ搬入です。

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加工等を待つガラス作品達。まだまだ沢山あるな~。(涙)

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新年早々に納品するガラスの記念品。こちらも、きっちりとした加工が必要です。
この3倍はこの作品を制作しなければいけません。(頑張りましょう!)
年末まで、もう一息です♪