月別アーカイブ: 2011年4月

ガラス熔解炉の火入れ

ガラス熔解炉の火入れ
ようやくガラス熔解炉の修繕も終わり、今日は最後の仕上げのペンキ塗り♪
700℃まで耐えられる耐火塗料を丁寧に塗り重ねて化粧直しです。このペンキも1リットルウン万円もする高級品!大切かつ丁寧に仕上げたら早速火入れ式を行いました。
M.Mグラススタジオでは節目に必ず職員皆で火の神様に手を合わせます。見えないものに感謝して、私達の作品作りの根幹であるガラス溶解炉に敬意をはらい、皆のガラス制作が安全に行えるように祈願します。窯の温度は一度1400℃まで上げられ、ガラスの坩堝を焼き締めてから1200℃で1年以上保たれます。1週間もすると、いよいよ吹きガラスやホットワーク作業のスタートです。
どんどんガラス作品を制作していきます♪

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ガラス熔解炉 最後の仕上げのペンキ塗り♪ 新品同様です。(美)

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ガラス熔解炉に火が灯りました♪
ちょっと解り難いのですが、赤く火が着きました。窯の中をこんな風に観れるのはこの時だけ。1400℃まで温度が上がってしまったら、中を覗き込む事はできません。

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ガラス工房スタッフ一同 
火の神様に敬意をはらい
「二礼二拍手一礼」! 
次の坩堝の交換までよろしくお願いいたします。

ガラス熔解炉の修繕

ガラス熔解炉の修繕
今週は終始溶解炉のメンテナンスで時間が過ぎて行きました。
M.Mグラススタジオの窯はオープンポットと呼ばれる形式をとった窯で、私達自身で設計した窯です。最初に火を入れてからもう8年が経過しました。ポット交換も6回目になります。窯の中には坩堝(ポット)が入っていて、この坩堝の中にガラスの原料を投入しガラスを熔かして使用します。この坩堝が何回も原料を炊き上げる事で浸食され、1年も経つと元の厚さの半分くらいになります。同時に虫歯見たいな穴もでき始めます。使いすぎて坩堝に穴があいたり、割れたらもう大変!ガラス溶解炉本体がガラスによって浸食されてしまい、修理するのに時間もコストもかかってしまいます。そうならないように早い目に坩堝を交換する訳です。
今回は、いろいろな作品制作の都合上1年半以上使用しました。内心はドキドキしながらの制作だったのですが、ガラスが漏れることなく修繕に移っています。
次の1年も多くのガラス作品制作の以来と注文が入っているので、途中で壊れないようにしかっりメンテナンスを行います♪

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ガラスの坩堝 1年半も使うとボロボロです。よく頑張ってくれました(感謝)

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ガラスの坩堝は重いのでハンマーで壊しちゃいます。

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ガラス溶解炉の炉床を綺麗にしたら、新しい坩堝の登場♪

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ガラス溶解炉前面の断熱材もぬり直しちゃいます。
後はバーナー等の機械類の交換です。来週には完全にメンテナンスが終わって火を入れる予定です♪

ソル・ポニエンテで歓迎会♪

ソル・ポニエンテで歓迎会♪
今日は私達のガラス工房と同じく焼野海岸沿いにあるスペイン料理レストランのソル・ポニエンテで新スタッフの歓迎会です。ここ最近とても忙しい日々が続いていたので、スタッフの皆でゆっくりランチ歓迎会をする事にしました。
また、ガラス工房の後ろにある竜王山では桜が満開で歓迎会には最高の日和です。日々の疲れを美味しい料理とゆっくりとした時間の食事で癒したいところです♪

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M.Mグラススタジオから上がっていく竜王山の山道(オートキャンプ場の上あたり)
歓迎会の前にちょっと寄り道♪
写真では解りずらいけど桜吹雪になっていて、とても綺麗でした。

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ソルポニエンテで歓迎会ランチで乾杯!お昼からビール飲んじゃいました。

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ガラス工房新スタッフの久保有紀子さんです。
主に管理運営をしている、きららガラス未来館で体験学習の指導を担当していただきます。

関西の体験施設での勤務後、東京ガラス工芸研究所を卒業して、山陽小野田市にやってきました!これまでの経験も活かして頑張ってください。

M.Mグラススタジオ記念日

M.Mグラススタジオ記念日♪
今日、4月7日はM.Mグラススタジオの結成記念です。
西川 マコトのMと・池本 ミワのM。二人で始めたのがM.Mガラス工房です。簡単に言うと結婚記念日なのですが、早いもので13年も経ってしまいました。その当時はガラスを創る事が楽しくて楽しくてしょうがなくてガラス制作に携わっていられればそれで良いと思っていました。しかし、今はどの様にしてガラスに携わって行くかを日々考えています。世界は目まぐるしく変化し、ガラスアートに求められている事も13年前とは違ってきていると思います。もしかしたらアートに求められている事はあまり変わりはないのかも知れませんが、日々成長しているM.Mグラススタジオがアートの世界でやるべき事や立場がどんどん変化しているのかも知れません。二人で始めたガラス工房が今は4人の技術スタッフが加わり、その他、私達に日々力を貸してくれている仲間は総勢で9人になりました。小野田のガラスがお客様やスタッフ、みんなにとって素敵な場所になるよう、ますます努力してい行こうと思います。今週はガラス熔解炉のポット交換とメンテナンスで、ガラス制作の中心になる熔解炉の修繕です。皆できっちり作業しましょう!

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ガラス工房の近くにあるレストラン「La Tierra」設立記念のお食事会♪
小野田市に来た8年くらい前に知り合ったシェフが独立したイタリアンレストラン。
いきとどいたサービスでおもてなしてくれます。

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有機野菜とバーニャカウダーソース。野菜の甘みが引き立ちます。
「美味しい」♪

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グリーンアスパラのソテー卵黄ソース生ハム添え。
「美味しい」♪♪♪

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子持ちやりイカとトマトソースのペンネ
「美味しい」♪♪♪♪♪

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イワシのマリネと季節の野菜のスパゲッティ―
「美味しすぎます♪」 料理にワインに大満足!
帰り際にはお土産まで頂きまして、「La Tierraさん」ありがとうございました。
またおじゃましま~す。

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よく頑張ってくれたM.Mグラススタジオのガラス熔解炉をはじめとした窯達の修繕が始まりました。
(5m上の天井にチェーンブロックをセットして窯の扉を開ける準備です。)
また一年、綺麗にガラスが熔けるようにきちんと修理します♪

新年度恒例のガラスイベント♪

新年度恒例のガラスイベント♪
M.Mグラススタジオ新年度が始まりました。
桜の花も大分咲き始めたこの季節は毎年恒例のガラスイベントをきららガラス未来館で開催しています。新小学一年生を対象に将来の夢が羽ばたくように卵形のガラスに羽を付けた「天使のたまご」をデザインし、子供たちが大人になった時、夢が叶う事を願って一緒に制作しました。子供たちが初めてガラスに触れ、楽しんでいる姿うを観ると、私もガラスを教えてもらえる事が楽しくてしょうがなかった学生時代を思い出します。今も何より興味深い仕事であると思っていますが、もちろん楽しいばかりではありません。しかし初めて触れたガラスの綺麗さや制作する事の楽しさを子供たちは思い出させてくれるように感じています。作家にとって非常に大切な事と思っています。
このイベントは当分やめそうもありません♪
本当に楽しい2日間でした。

また、私達のガラス工房にも小野田のガラス文化を一緒に伝えてくれる新しい仲間が加わります。
東京ガラス工芸研究所を卒業して、仕事と制作の拠点を山陽小野田市に移して活動をはじめます。
工房の前の竜王山ではもう少しで桜が満開です。
ぜひ、ガラス工房にいらしてくださいませ。スタッフ一堂お待ちしております。
新人スタッフの紹介は追ってしていきます♪

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みんな、興味しんしん、恐る恐る熔けたガラスに触ってみます♪

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グローリーホールも顔の高さ。大人が体験するよりもはるかに火を近く感じて怖いはずです。
しかし、みんな真剣にガラスに向き合っています。凄いです見習はなければ(汗)
普通に写真を撮ると私の頭はフレームに入りません。

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2日で41人の子ど達の「ガラス・天使のたまご」を制作致しました。
一番最後まで待ってくれた直川拓史くん。
なんかスタッフの方がはしゃいでいるな~♪
楽しい2日間でした。