ガラス集中講義 実技実習

ガラス集中講義 実技実習
前日に用意をした簡易ガラス工房を立ち上げましたので、今日から実際にガラスを溶かした実技実習が始まります。通常のガラス工房の溶解炉は一度火をいれる炊きっぱなしにするのですが、大学では安全の面からそういう訳にはいきません。(簡易溶解炉ですしね♪)作業をしたら火を消して次に日にまた作業をする前に点火して温度を上げます。しかし一度下がった窯の温度を1200度まで上げるには、3時間ので、講義を行うには朝の6時から工房に集まって点火と火の番(窯番)をしなければいけません。最近であればM.Mグラスの窯番はスタッフが全て用意してもらっていたのですが、金沢では自分でやらなければいけません。もちろん生徒達も一緒に窯番をします。ガラスを学ぶ学生は窯番に遅刻したりサボると、ガラスを触る権利を失います。しかし、そんな心配はなく皆私より早く来て掃除をしてくれてました。火を付け温度が上がるまでの時間や、吹きガラスの自分の時間以外は、ステンドグラスの実習もします。とにかくガラス漬けの一週間にして少しでもガラス素材からいろいろな事を感じ取ってほしいです。

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ステンドグラスの実習
ガラスを選んで、デザインを決めます。初めてガラスを切る学生が大半です。

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同じくステンドグラスのデザイン考案中。

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吹きガラス実習。初日はガラスを扱う為の所作からガラスの柔らかさを体験します。

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熔けたガラスを竿に巻き付け初めてのホットワーク。