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書とガラスのコラボレーション

書とガラスのコラボレーション
去年のガラスフェスタ2009で玄游書会会長の矢田照濤先生と「書とガラス」をテーマに作品制作を行いました。その時の完成した12点余りの作品がようやくそれぞれの場所へ収まります。7月のブログでも紹介したように、どの作品を先生が所有して、どの作品をガラス工房で展示するかなど会議は夏にできていたのですが、最後の作品の〆は、やはり矢田先生の「箱書き」です。全ての作品の桐箱が出来上がったので、今日先生にご足労をお願いして、工房で最後の仕上げです。やはり作品は、桐箱がつくとグッと引き締まった感じになります。ましてやその箱書きが矢田先生。これ以上ない贅沢な仕上げです。矢田先生が工房に来られてすぐさま箱書き開始。同時に西川、池本ともに箱の裏にサインを書く様に先生に言われました。「無理、無理、無理。」と西川と池本。せっかくの先生の箱書きが・・・・。当然、矢田先生には受け入れて頂けず、サインをする事になりました。先生の箱書きは素晴らしく、桐箱の蓋を眺めて書く書をイメージしている姿には作家独特のオーラが!。一つとして同じ作品は無く、次から次へと仕上げられる先生に呆気にとらわれているうち、自分達のサインの出番。こんなに緊張して書いた箱書きは初めてといった感じ。しかし、その甲斐あって箱書きに向かう姿勢を学んだ様な気がして、結果気持ちよく終える事が出来たように思います。長い間かかってしまいましたが、これで「ガラスフェスタ2009・書とガラス」が完結です。もちろん、矢田先生とのコラボ「書とガラス」は今後の私達M.Mグラススタジオでの大事な研究テーマの一つです。早く次の段階に行けるように、日々のガラス作品制作に励みたいと思っています。

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矢田先生に「ここにこうやって。」言われているけど。池本さん「うん~」と渋い顔

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矢田先生の箱書き。「風・游・花ごころ・などなど」
 

 

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同じく箱書き「道・円」

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裏書、サインですね。「照濤 ・ 慎 ・ 美和」

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あまりの緊張で「慎」の落款が逆に! 一生の不覚です。トホホ・・・

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そのあと、先生と小野田の居酒屋「武蔵」に。
先生とは、芸術や美術について、いつも沢山話をします。書に携わった経緯等についてお伺いしました。
すごく楽しかったです。また誘っちゃおー。