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根津美術館に行ってきました。

根津美術館に行ってきました。
今週は、日本に大型の台風が接近し各地に被害を出しました。M.Mグラススタジオは海のすぐ横に建っているので台風が接近すると細心の注意をはらいます。そんな中での東京出張は工房の事が心配でなりませんが、スタッフがガラス熔解炉守ってくれる事を信じて私は仕事に出かけます。
このところ東京や海外へと出張に出かけるたびに台風や大雨。小野田のガラス工房では完璧に「雨男」呼ばわりされています(涙)。と言いながらも仕事に行けなかった事はほとんど無く、今回もうまくすり抜けて作品の打ち合わせ等々お仕事です♪
3日間しっかり働いた結果、最終日の会議は思いのほか早く終了、場所も渋谷近辺でしたので根津美術館へ行ってきました♪
根津美術館は実業家にして東洋古美術収集に熱心であった、初代根津喜一郎の遺志により南青山の根津家敷地内に開館しています。収蔵品の仏舎利、絵画、工芸品は素晴らしいもので、「和」のおもむきを基調に、収蔵作品や日本庭園と一体感のある心地良い空間を創り上げています。
流石、隈研吾さんの建築です。
本当にここが東京のど真ん中かと錯覚に落ちるくらいの静けさと見事な庭園でした。(美)
東京渋谷方面へお出かけの方にはお薦めですよ♪

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根津美術館
コレクション展「古筆切(こひつぎれ)」ともに楽しむために
2011年7月13日~8月14日まで

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入り口を入るとすぐに竹壁と石畳の回廊。とても良い雰囲気があります。
この通りを抜けると正面玄関が現れます。

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ホールには石造彫刻が日本庭園、建築空間と一体となって展示されています。
建材の板ガラスもすごく生きています。

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見事な日本庭園。
東京とは思えないほどの静けさと木々の緑。手入れが行き届いています。
茶室や書院、御堂など昔ながらの建築も点在しています。

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根津美術館から表参道駅までの間にはChloeやCartier,Ω等の高級ブランドショップ街がズラリ!
どれも個性的で素敵な建築ばかりです♪

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PLADAのショップ
板ガラスが場所によって出っ張ったり、引っ込んだり。
これは板ガラスのスランピングと言う技法で制作されていて、私達ガラス作家から見たら、恐ろしく大変なお仕事です。海外の旅行者も興味津々♪

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東京出張3日目 台風が去って綺麗な夕陽の羽田空港。
タラップからの景色はいつ見ても綺麗です。

大濤書道会を観に行ってきました。

大濤書道会を観に行ってきました。
書道研究玄游会の会長を務めていらっしゃる矢田照濤先生が代表となって開催されている大濤書道会を観に行ってきました。
大濤書道会は山口県の防府市地域交流センターアスピラートで毎年開催され、今回で7回目を迎えます。午前中には照濤先生のライブ制作もあり、画面の大きさは3m×5mと超大作。残念ながら公開制作をライブで見る事は出来なかったのですが、会のみなさんの作品と先生の作品を照濤先生自身の解説付きと言う超贅沢な環境で見せて頂きました♪(幸)
また、毎年恒例、矢田照濤先生ブログで毎日制作されているハガキに書かれた作品の販売も楽しみに多くの方が会場に訪れ賑わっていました。

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矢田照濤先生 公開制作作品
「徳は人を感じ、風は物を動かす」力強い筆性と同時にとても素敵な言葉です。
西川と池本は2009年に矢田先生と「書とガラス」でコラボレーションした時に創った
「響」Tシャツを着て会場に。(もちろん「響」は先生の書です♪)

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毎日のように書かれる照濤先生の作品たち。
日々努力をし、積み重ねられる作品はとても魅力的で、奥深い表情と質感を感じさせてくれます。
創り続けるという力は作家にとって如何に重要なのかを先生のこの作品たちから感じづにはいられません。私達も見習わなければ!

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「錬心清志洗煩邪掃」
(心を修練して志しを清くし煩を洗い邪を掃いさる。)
自分に言われているように思います。
今の私にはとてもできそうにありませんが、もっと心を鍛えましょう。

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「あらゆる生物は過酷な自然環境に対して己の生態を変えてまでも逞しく生きている。
地球万歳 いのち万歳」
先生は3月に東京で震災に遭遇されたと話してくれました。
被災された東北の皆様に向けた照濤先生のエールを感じます。

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大濤書道会 会場風景
どの作品も力作ばかりで、素晴らしい作品でした。
7月16日(土)~18日(月)まで防府市地域交流センターアスピラートで
開催されています。ぜひ観覧に行かれてください♪

横山尚人ガラス展に行ってきました。(東京出張) 

ガラス展を観に(東京出張)
今回はオーダーがあったガラス作品の設置と搬入、その他、提案会議等もいくつかあり池本と二人で東京出張です。
また、以前よりお世話になっている恩師の横山尚人先生の日本橋高島屋での個展の時期とも重なったので初日に会いに行ってきました♪
もちろんガラス作品以外にも気になる美術館やアートがいくつかあったので実物を見に言ったのですが、「せっかく上京するのだから」と沢山の予定を入れ過ぎてしうのが私達の悪いくせです。しかし、そこは仕事です。沢山良い作品や物を見てしっかり勉強してきましょう。

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横山尚人グラスデコール展ー卯・うさぎ・兎ー
6月29日~7月5日までです。

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ガラス作家「横山先生」と2ショット♪
色鮮やかなガラスに、先生らしい優しいガラス作品の形。
まだまだ、教えていただくことも多く、今回もいろいろと紹介して頂きました。
「先生、いつもありがとうございます♪」

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宿泊ホテルからのガラス越しの風景。
中心の辺りに東京スカイツリーがそびえています。

設置ガラス作品や見学に行った美術館の作品など、オープンが未だで写真掲載が出来なかったり、写真を撮る事が出来ませんでした。(残念)

没後120年ゴッホ展 九州国立博物館

没後120年ゴッホ展 九州国立博物館
今日は間もなく会期が終了する「没後120年 ゴッホ展」を九州国立博物館に観に行ってきました。
フィンセント・ファン・ゴッホは「炎の画家」として誰もが知っている画家です。
ゴッホの劇的な生涯とともに、初期から晩年までの作品を一堂に紹介されており、ゴッホの作品がどのように変化していったのかが解るよう作品が構成されていました。西洋古典主義のドラクロワなどの絵から基礎や考え方を学び、日本の浮世絵にも強く影響を受けながら10年間の短い制作活動の中で自分の作品を突き詰めていった様子が展覧会の中から伝わって来ます。その10年間でゴッホの絵が売れたのはたった1枚だたそうです。とても複雑な気持ちになりました。
私も作家活動を初めて早いもので16年が経ち、下済みの頃は無我夢中でガラスと向き合い、来る日も来る日もガラス制作に明け暮れていたのを思い出します。その姿勢は今もさほど変わりはしないのだけれども、純粋に表現や「上手になりたい」という思いのためだけに制作をしていた頃を懐かしく思いました。あんなにも一途で純粋な気持ちには到底なれそうもないけれど、作品を観てくれる人の心を掴むには、ゴッホのような強い思いが必要なんだろうと感じています。
ゴッホは言っています「ぼくは100年後の人々にも、生きているかの如く見える肖像画を描いてみたい」
私も100年後に「このガラス綺麗だね♪」と言われるようなガラス作品を創り残したいと思いました。
さすがに会場は超満員で、気持ち良く観覧できたとは言えませんが、時代に残る巨匠の作品やその背景は知っておくべきです。「没後120年ゴッホ展
」行って良かったです♪


九州国立博物館 正面玄関です。小春日和の気持ちの良い日でした♪

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九州国立博物館 館内 ガラスと組み木を使った建築。
とても綺麗です。最上階にはアジアを中心とした収蔵品を多くそろえる博物館もあり一日中居ても飽きない素晴らしい博物館です。

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没後120年ゴッホ展入口 月曜日だというのに、ものすごい人でした。
今後、何回も観れる作品ではないので多くの人が集まっています。

吉村芳生展

吉村芳生展
今日は久しぶりに山口県立美術館吉村芳生展「とがった鉛筆で日々をうつしつづける私」を観に行きました。テレビCMでも毎日のように流れているので、会期中に必ず観に行きたいと思っていたので、どの様な世界が広がっているのか、わくわくしながら美術館に入りました。
まず、会場に入ると、大きなコスモスの作品が目に飛び込んできます。同時に両脇には新聞の模写と、10m位の金網のデッサンが飾られています。新聞も金網も目を疑いたくなるような細密デッサン。尋常じゃありません!
吉村芳生は鉛筆と色鉛筆で、日々をうつし描き続けています。その鉛筆の線はまるで紙に刻み込むかのように引かれ、線の集積は果てしなく画面を埋めつくしています。展覧会に来られているお客さん達は「まるでコピーのようだ。」とか「この作家さんは正気(健常)の人が描いたのですか?」などと学芸員に質問しているところも何度か聞きました。展覧会をみる側からすると当然の感想だと思います。
しかし、作家の私達からすると、痛いほどに感じるものがあります。
絵を描く、ガラス作品を造る事はポンポンとアイデアが出て制作に取り掛かれる程容易ではなく、自分が何に興味を持ち何を綺麗だと感じているのか、その中からモチーフを探し、描き、形にしていく。作品を制作する中で最も重要な部分でもあるだけに、探しても探しても描きたい(造りたい)作品が見つからない。しかし、画家、ガラス作家である以上、造り続けなければ作家とは言えない。そういった「何かしなければ!」という気持ちの中から、吉村芳生やっとの思いで見つけたのが金網や新聞だったように思えてなりません。狂おしい程に描いているのは、それしか方法が無かったからなのだろうと私は感じました。その境遇が普通でないと言えばそれまでですが、作家の仕事は自分と向き合う事から始まります。同時に新鮮な気持ちで継続し、創造り続ける事が大切です。学生の時、畳の目や金網を一つ一つ描いてみろと言われた事がありました。「西川は100本も畳の目を書いたら気を抜き、解ったつもりで線を引いてるぞ。」と言われた事がありました。吉村芳生の金網は一つとして同じ線がありません。本当に脱帽です。今の自分は畳の目を一つ一つ真剣に描く様にガラスに取り組みガラスに身を置いています。作家としての大先輩の生き方をこの展覧会から強く感じました。
吉村芳生展「とがった鉛筆で日々をうつしつづける私」ぜひ足を運んでみてください。
とても良い展覧会です♪

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吉村芳生展「とがった鉛筆で日々をうつしつづける私」
正面玄関に立っている看板。
新聞の上に自画像を描いているのではなくて、新聞も鉛筆で一つ一つ描いてるんですよ。
ホントにすごい根気と精神力!

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山口県立美術館前の県庁まで続く道は「日本の道100選」に選ばれています。
紅葉がとてもきれいでした。

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深紅に色付いてとてもきれいでした。
ガラス作品でこんな色がだせたら綺麗だろうな~♪

鴨居玲 没後25年 終わらない旅

鴨居玲 没後25年 終わらない旅
リバーウォーク北九州にある北九州市立美術館分館に「鴨居玲」展を観に行ってきました。
鴨居玲は金沢に生まれ、金沢美術工芸専門学校(現在の金沢美術工芸大学)で学びました。先日までガラス集中講義に行っていた事もあって、なんとなく身近に感じ、展覧会を観に行こうと、思い立ちました。
鴨居玲の作品との、初めての出会いは受験生の時で、描かれている情景や作家の心理よりも、その圧倒性なデッサン力だけに目を奪われてました。その後、富山近代美術館や金沢県立美術館等で目にした事はあったのですが、今回のように80点余りの作品を一同に観るのは初めてです。
展覧会は、第一章「画家として成功に至る過程」から第二章で「あふれ出る才能と苦悩」、第三章では「早すぎた終焉」と三部構成になっています。
疲れ果てた廃兵、夢とうつつの境を失った酔っぱらい、虚空にたたずむ建造物、皺にまみれた醜い老人、暗く重い画面に照らし出されるように劇的に描かれた人物たちが何とも言えな空気感を観る私達につたえて来ます。私が20年前に観た時の描写力や構成力と言った表面的な事ではなく、何のために作品を書き続けているのか必死で探しているように思えました。暗い画面に多くの自画像を描き、美しいだけでない画面ですが、自己の制作活動を見つめ返す気持ちにさせ、グッと引き込まれる素晴らしい展覧会でした。

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北九州市立美術館分館 リバーウォーク北九州

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リバーウォーク北九州 大型のショッピングモールです。

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「鴨居玲」展  没後25年 終わらない旅 作家の苦悩とひた向きさに感動しました。
初めて北九州市立美術館分館で見た展覧会はガラス作家「ルネ・ラリック」展でした。
静かでとても良い美術館ですよ♪

玄游書展を観に行ってきました。

毎年、秋に書道研究玄游会が主催する玄游書展を観に行ってきました。
いつもお世話になっている矢田照濤先生が会長をされており、その他沢山の先生方やお弟子さんの作品が多数展示される大きな展覧会です。
山陽小野田市の文化会館で行われていて、毎年足を運んでいるのですが、その継続する力と、皆さんの作品に多く学ぶ事があります。
特に子供たちが自由に走らせる線はとても素敵で、力ずよく本当にまねのできない素晴らしい作品です。私が言うのもおこがましいのですが、本当に良い教育だと感じます。
また、矢田照濤自ら作品の解説もしていただき、作品にかける思いはすごいものです。一つの線を引くまでの思考や時間、紙や筆を選ぶまで気力を充実させながらの一筆が作品の中にありました。もちろん私が、多くを理解できる訳もありませんが、それを感じさせる事が出来る。とても難しい事ですが、ガラス制作の中にもまったく同じ事が言えます。同じもの造り、やっぱり書もガラスもアートなのですね。
同時に今年は、大先生「矢田桂雪」先生にもお話しする機会を頂きました。大先生からは「自信を持つのは大切な事だ。しかし、過信してはいけない。」と深い言葉を頂きました。気がつけば2時間以上会場に御邪魔をして、しかも矢田先生を独占。反省しつつもとても勉強になる展覧会でした。

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矢田照濤先生と作品の前で。

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「矢田桂雪」大先生。小野田に来たばかりの8年ほど前にあって以来です。

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矢田桂雪先生 作「斗專雲移」 
毎日必ず筆をとり、作品制作に取り組んでいるようです。すごい気迫です!

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子供たちの「車」の字。昔の字を書き漢字の成り立ちも学びます。
勢いがあってとてもきれいな線です。

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もちろん基礎を学ぶための古典も勉強します。完全に私よりきれいな字です。(負)

金沢21世紀美術館

金沢21世紀美術館
連日のガラス集中講義と多くの人と会い、話、食事をして少々ばててきたのですが、山口のガラス工房を池本さんとスタッフに任せて、時間をいただいたので、空いている時間は金沢でしかできない勉強をしようと、今日は金沢21世紀美術館に立ち寄ってみました。
金沢21世紀美術館はあまりにも有名ですから誰もが知っていると思うのですが、「開かれた美術館」をテーマに建設され、それを実行されている美術館です。
実際に足を踏み入れて感じる事は、本当に沢山の人が訪れていることです。そして、市民のボランティアスタッフの方が解説や案内をして文化を伝えている様は、市民と一体となって美術館をつくっている事を感じさせます。また外観や、建築は裏と表が無い円形で公園を思わせる、つい立ち寄りたくなるような解放感があります。
気が付けば、私も毎年必ず金沢21世紀美術館には足を運んでいます。コンセプトに魅せられているファンの一人です。
私も少なからず山陽小野田市のガラス文化に携わっているので、山口のガラス工房に来るお客様には、私が金沢21世紀美術館に感じた、解放感のある良い雰囲気に近づき楽しんでくれるよう努めたいと思いました。
工房に帰ったら、あらためてスタッフに伝えよう!

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金沢21世紀美術館 正面は無いと言っても正面玄関。
前の庭は広く解放感があり、多くの現代アートが設置されています。

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オラファー・エリアソン作「カラー・アクティヴィティーハウス」 去年までは無かった作品。

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皆さんご存じの レアンドロ・エルリッヒ作「スイミング・プール」

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コレクション展「目には見えない確かなこと」 奥:パトリック・ブラン「緑の橋」

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高嶺 格 ~いい家・よい体~ インスタレーション(設置芸術)作品でした。
なんか子供のころの田舎の古い家を思い出すちょっと怖い感じ(汗)

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同時に公開制作も行っている展示会場。
やはり、昔にどこかで観たことのあるような感じにトリップさせる空間でした。

金沢能楽美術館

金沢能楽美術館
午前中のガラス集中講義が終わると、午後はフリーなので金沢能楽美術館に行ってきました。
かつて金澤能楽堂があったゆかりの地「広坂」に、加賀宝生に伝わる貴重な能面や能装束を収蔵展示する美術館です。「加賀宝生」は金沢の無形文化財に指定され、「能楽」は世界無形文化遺産に登録されているそうです。郷土資料や、歴史資料、文化財を展示している博物館と言えば、うす暗い商ケースの様な展示室に資料として淡々と展示してあるか、「ワッサッ」と民芸的な資料が展示してあるイメージを持ってしまうのですが、ここは全く違います!
美術館に入ると自分が能の舞台をすり抜けていくように、まるで能の演じ手となって能舞台を探検できます。その空間は実際の能舞台と同じ大きさらしく、等身大の映像がさらに臨場感を感じさせ、展示室に移れば文化財としての美術資料を事こまかに観せると言うより、全体の空間が素晴らしく、真っ暗い空間に能面が浮いているかのように展示してありました。伝統芸能にあまり親しみのない私にも「幽玄の世界」といった感じが伝わってくるように思えました。
一つ一つの美術品もさることながら、美術館の企画展示をされている方の「能楽を伝える」と言った事を思い続け、「能楽」のことを知っている方の目線ではなく、素晴らしさを知らない(触れた事が無い、気付いていない)人の目線で構成されている所は、私達ガラス作家も全く同じ事を意識しながら自分達のガラス作品の展示を心がける事が必要と思いました。
金沢能楽美術館とても素晴らしい美術館でした。

この後は金沢美大の卒業生や院生と久しぶりに会って近況報告。みんな金属工芸作家として活躍中。
私が知らない金属の事やガラスと組み合わせそうな事、聞いてみよ~♪

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金沢能楽美術館 何年か前に建設されたばかりの綺麗な美術館です。
金沢21世紀美術館すぐ横のあります。

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実際の能舞台と同じ大きさ、等身大の映像が流れて臨場感があります。
カッコイイ展示です。

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夜は金工作家の皆さんとお食事。金沢の美味しい魚に大満足。
(左から河野さん、松田さん、薮内さん、三原さん、久米さん)
しかし、料理の写真はまったく無く、食い散らかした集合写真になってしまいました。(残念)
いつになったらブログ用の写真がまともに撮れるのやら・・・(涙)

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やはり、作家の話は尽きることなく二次会へ。昨日卯辰山の皆さんと呑んだBarへ。
明日のガラス講義の為に、西川は6時出勤だって言っているのに。(解散25時)

福屋本店美術画廊ガラス二人展の打ち合わせ。

福屋美術画廊ガラス二人展の打ち合わせ。
2009年7月に行いました広島の福屋本店美術画廊でのガラス二人展の次回開催の日程について、打ち合わせに行きました。
福屋でのガラス二人展は2年おきに開催をしており前回の展覧会で10年前目を迎えました。10年の節目と言う事もあて、第一美術画廊(一番広い空間)で開催をし、良い形で終える事が出来ました。
そこで、重要なのが次回の開催の内容と時期です。その打ち合わせのため、いつもお世話になっております美術画廊の方々に私達M.Mグラスの考えを伝え、また画廊サイドの御考えや、最近の状況等を伺いに行きました。
昨今の日本の時代の移り変わりは非常に激しく、美術工芸業界もこの1.2年で大きく様変わりをして、厳しい時代を迎えているようです。もちろん私達もひしひしと感じていた事ではありますが、嘆いていても何も始まりません。美術画廊と一緒になって良い作品を発表していくために、お互いの方向性はきっちりと話し合っています。
もちろんこの会議で大まかな方向性の確認は出来ました。「新しいガラス作品の提案は見はもちろん、手にとって(使って)楽しいガラス作品」この様なコンセプトで考えていこうと思っています。
時期についても今年中には決まると思います。その時はまたお知らせいたします。
なんだか早くも緊張してきました。(汗)

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西川 慎 ・ 池本 美和 ガラス二人展
2009年 福屋本店 美術画廊

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西川 慎 ・ 池本 美和のガラスの取り組みがわかる様なガラス作品の展示。
開催5回、10年目の展覧会でした。


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この時初めて広島福屋でガラス彫刻作品を展示しました。
次回はこれを超える企画にしなければいけません。
早くも緊張してきている半面、とても楽しみです♪