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現代ガラス作家16人

現代ガラス作家16人
「表現の差材=ガラスのかたち」金子賢治先生とアーティストによるトークセッションも終了し、会場をギャラリーに移して、簡単なオープニングパーティーが行われました。
さすがに第一線で仕事をしている現代ガラス作家さんばかりですので、トークセッションや展覧会にお越しになられるお客さまも、ガラス作家さんが初日は多い様です。
久しぶりにガラス先生や先輩、作家仲間に会えて活動の近況を楽しく話しました。西川も池本も意外とミーハーなところがあるので、作品はもちろん知っていても、なかなか会う機会のなかったガラス作家さんも今回初めてお会いする事が出来た作家さんと写真を撮りまくり!(嬉)
ガラス工房の事や制作活動についても伺ってみたりして。
また、建築関係のお客様とも「表現の差材=ガラス」について建築側から、私も作家側からトークセッションに参加したアーティストとは違う切り口から話をしてみたりと、あっという間に2時間が過ぎ、さらに金子賢治先生、渋谷良治先生、生田丹代子さん、ギャラリーの方、数名の若手作家さんとで二次会に、本当に楽しい時間でした。
独立して工房を構えるとどうしても二人で行動する事が難しくなり、西川一人で行動する事がほとんどでした。池本には工房の管理を任せていましたので、ガラス作家との交流の機会があまりありませんでしたので、今回の展覧会に参加させて頂き、多くのガラス作家との出会いと再会は新たな制作の糧になりそうです。明日も注文のガラス作品を制作します♪

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神代さんのガラス作品の技術について聞いています。
左から 渋谷良治さん、阿比留省吾さん、池本美和さん、神代良明さん

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左から またまた渋谷先生、大村俊二さん、西川慎、東京藝大ガラス研究室の藤原先生

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ガラスオブジェ展の推薦人 金子賢治先生とツーショット。
最近、大活躍のツールiPadお揃いです。

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池本、憧れの現代ガラス女流作家 (中央:木越 あいさん 右:奥野美果さん

3人とも女性らしい素敵な作品を創造るガラス作家です。

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憧れのガラス作家 生田丹代子さん
建築空間におけるガラス作品(ガラス彫刻)を提案し続けている一流作家。

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2次会が終わって地下鉄の改札で、渋谷先生と。間から金子先生。
ホント楽しかったです♪
渋谷先生、肩の手は何ですか~
やはり憧れのガラス作家狩野智広さんと田嶋悦子さんのツーショット写真が撮れませんでした。(涙)

ガラス作家 16人展

ガラス作家 16人展
「16Artistsガラスオブジェ展」がオリエアート・ギャラリーで開催されました。
前日の搬入時のざわついた感じと打って変わってとても、雰囲気良く展示が完了しています。
この企画展では建築空間のアートプロデュースを専門に行っている㈱織絵(オリエアート・ギャラリー)がアートの需要創造により積極的に取り組むために16人のガラス作家を金子賢治先茨城県陶芸美術館 館長・元国立近代美術館 工芸工芸館課長)の推薦によって集められました。どのガラスアーティストも各々が持つ様々な表現や技法を用いて現代ガラス今を提示しています。
私達M.Mグラススタジオの西川慎・池本美和、両名とも大型なガラス彫刻作品を展示、出品しています。ぜひ、お近くにお越しの際はご観覧ください♪
また、今夜は「表現の差材=ガラスのかたち」と題して金子賢治先生とアーティストによるトークセッションも開かれました。
第一線で活動する現代ガラス作家がどの様に素材としてのガラスをとらえているのか、伺う事が出来る滅多にないチャンス、非常に楽しみです。作家は・狩野智宏・神代良明・渋谷良治・田嶋悦子さん達です。どの作家さんも日本を代表する作家です。話はもちろん金子先生から「ガラス素材を選択し(限定して)表現する事を選んだきっかけや理由」の投げかけから始まり、一人ひとりがガラス素材の向き合い方やガラスとの出会いを述べられました。これはこれで非常に興味深い話だったのですが、この事よりも、やはり「表現の差材=ガラスのかたち」です。日々のガラス制作(運営、活動等)から導かれるもの、教育現場から導かれるもの、他素材とのコラボレーションによって導かれるもの、新しいガラス表情や素材から導かれるものと、多方面からの視野で話は進みました。これだっと言う結果は当然出るはずもありませんが、ガラス素材に対していろいろな思いを感じる事は出来たように思います。
もちろんトークセッション時点での結果は「ガラスはまだまだ多くの可能性がある!」と言う事でした。
当たり前のことだけれども、当たり前のことを、こうも真剣に語る機会がどれだけあるだろうと思い解せば、さらに深く考えさせられます。トークセッションの意味がここにあったようにも思えます。
私的には、現代の社会の中でいかにガラス作品自身が生きていくかと言う事が重要だと考えています。空間や環境によって表現されるガラスの形はさまざまに変化し、その空間があって初めてガラス素材が生きている事を確認できるそんな「ガラスのかたち」を理想とし日々の制作に励んでいます。
山口のガラス工房で制作をしてばかりいると他のガラス作家さんと会って話をする機会が少なくなります。この展覧会に参加する事で、多くのガラス作家の先生、作家仲間、後輩たちに再会できたこと、オリエアート・ギャラリースタッフの皆様に感謝致します。
展覧会の期間中よろしくお願いいたします。

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金子賢治先茨城県陶芸美術館 館長・元国立近代美術館 工芸工芸館課長)
初めて銀座での個展の際、会場に足を運んでいただいたのが金子先生との出会いです。
あれから15年以上経ちました。
私達のガラス
作品は継続してご覧頂いてくれていたようです。(嬉)
 

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左から ガラス作家・神代良明さん・渋谷良治先生(富山ガラス造形研究所時代の恩師です。)

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左から ガラス作家・田嶋悦子さん・狩野智宏さん
お二人との一度お会いしたいと思っていました日本を代表するガラス作家さんです。

ps:この後のオープニングパーティーの内容は後日、掲載致します。

ガラスオブジェ展(オリエアート・ギャラリー)

 ガラスオブジェ展(オリエアート・ギャラリー)
明後日から東京出張です。
8月20日から始まる「16Artistsガラスオブジェ展」の搬入とガラス作品の設置のため
オリエアート・ギャラリーに向かいます。今回の展覧会は、茨城県陶芸美術館 館長(元国立近代美術館 工芸工芸館課長)の金子賢治先生推薦の16人のガラスアーティストが様々な表現や技法を用いて現代ガラスのあり方を提示する企画で、 M.Mグラススタジオの西川慎・池本美和、両名ともに大型なガラス彫刻作品を展示、出品します。初日には「表現の差材=ガラスのかたち」と題して金子健二先生とアーティストによるトークセッションも開かれ、現代ガラス作家の最前線で活躍する作家先生方の意見、近況のガラスアートの実態などもお伺い出来るかも。また、その中には富山ガラス造形研究所でお世話になりました渋谷良治教授もいらっしゃいます。お会いできるのも楽しみです♪

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バックのイメージ写真は西川慎ガラス作品です。
16Artistsガラスオブジェ展 DM1

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16Artistsガラスオブジェ展 DM2
お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

会期:2010年8月20日(金)~31日(火) 
    10:00~18:30 / 日曜休み / 最終日は17:00まで
出品作家 ・新井幸代・生田丹代子・池本美和・植木寛子・扇田克也・大村俊二・沖文・奥野美果
       ・狩野智宏 ・神代良明・佐々木雅浩・渋谷良治・田嶋悦子・西川慎・松村明那・宮崎匠悟
会場:
オリエアート・ギャラリー 東京都港区北青山2-9-16AAビル1F
    TEL:03-5772-5801 FAX:03-5772-5803
    東京メトロ銀座線「外苑前」北口3番出口より徒歩3分

「大濤書展」 書家×ガラス作家

「大濤書展」 書家×ガラス作家
防府市にある地域交流センターアスピラートで、書家の矢田照濤先生が代表をされている大濤書道会の展覧会「第6回大濤書展」を観に行きました。
会場入り口の正面に、「地は寂光の曼荼羅となり月高し」と書かれたライブで制作された矢田照濤先生の作品が目に飛び込んできます。詞で書かれた作品をこの迫力の大きさで目にするのは初めてで、
今年の初めに行われた玄游会「新春 書のパフォーマンス」での、深紅の「鳳」の一字の作品とが全く違う感じを受けました。まるで洋画のエスキースやクロッキー画を見ているように、字と字の間に空間を強く感じます。平面(二次元)である紙の中に完全に奥行きがあるのです。書の事があまり解らない私は、言葉になって多くの文字(形)が積み重なり空間を構成するさまが、絵画の基本のデッサンの様に感じたからかも知れません。
今日は勉強で会場にきましたのでここは、照濤先生に伺ってみようと自分の感じたことをお伝えしました。すると、私が感じた前者の空間の事を、書の世界では「実画と虚画」と言うそうです。実際に墨を置き書く線と線から線に移るときの筆が通る軌跡の事を言うそうです。実際には書いていない線まで照濤先生は感じさせる事が出来るのです。やっぱりすごい!書いてある言葉の意味も美しければその詞や形にあった空間を創ることができる。深い世界なんだろうと感動しました。
私達もガラスと言う素材で綺麗さや道具としての機能だけを求めて制作している訳では有りません。ガラスを取り巻く空間を意識しながら作品制作する事が多くあります。どんなにガラスの素材自体が綺麗であっても、そのガラス作品が持っている周りを取り巻く空間が美しくなければ決して良いガラス作品にはならないと思っています。これは、ガラスのコップ、花器一つとっても同じです。私のガラス作品の中にも目には見えない「軌跡」をより一層、感じて頂けるようガラス作品の制作しようと思います。
早速、明日の吹きガラスでは流れ(軌跡)を意識して制作を実行します。

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「第6回大濤書展」大濤書道会

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3m×5m矢田照濤先生によるライブ制作で書かれた作品
「地は寂光の曼荼羅となり月高し」
書家 矢田照濤先生(左)とガラス作家 西川 慎

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照濤先生が毎日のように制作しているはがき大の作品
とても完成度の高い制作日記のようです。

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去年のガラスフェスタ2009で照濤先生とコラボレーションした「書×ガラス」の作品群。
先生とM.Mグラススタジオ、きららガラス未来館、どこがどの作品を所有するかの会議です。
矢田先生、作品選ぶの遅くなってごめんなさい。(涙)
あっと言う間に1年がたってしまいました。

ガラス作家7人による「ガラスの香合・小筥展」終了しました♪

ガラス作家7人による「ガラスの香合・小筥展」終了しました♪
7月5日から本日
まで行われておりました、ガラス作家7人による「ガラスの香合・小筥展」が無事終了しました。
たくさんのお客様に足を運んでいただき、いろいろなご意見やご感想などを伺う事ができ、とても有意義な時間を過ごすことができたと思います。
各人各様の技法によるガラス作品から、香合・小筥等の茶道具を紹介した、この展覧会ではお客様から勉強させて頂いたのはのはもちろん、出品されている6人の作家の方々から学ぶことも多くありました。違う技法を駆使したガラス作家の方の作品を観るだけではなく作品について話をできる機会はそうはありません。小野田のガラス工房で制作をしていると、つい自分の世界にのめり込んでしまいがちで、不安を覚えることもあります。客観的に自分達を見つめる事ができる良い機会だったと思います。また、自分のガラスとの向き合い方にも良い手ごたえを感じる事が出来ました。
「ガラスの香合・小筥展」での経験を踏まえてさらに制作に励んでまいります。
展覧会を行うに当たって協力をしてくださいました、㈱淡交社 淡交センター・カルム東京店 ギャラリー翠のスタッフ、関係者の皆様、本展覧会を企画してくださいましたギャラリー仲摩の仲摩さん本当にありがとうございました。

今後ともよろしくお願い申しあげます。

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ガラス香合「青螺肋の香合」西川慎作
7人のガラス作家が織りなす新しい茶道具

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「ガラスの香合・小筥展」会場
㈱淡交社 淡交センター・カルム東京店 ギャラリー翠

ガラスの茶道具

ガラスの茶道具
ガラス作家7人による「ガラスの香合・小筥展」も後半です。
今日は、この展覧会でとても重要な日です。淡交社企画の大きな茶会が近くの会場で開催され、その会に全国各地の先生方が参加されるようです。「なごみ」は茶道の世界でとても権威のある書物なので、このガラスの茶道具展にも足を運んで頂けるそうなのです。これはガラスの魅力を伝えなければ!と、会場に出向きました。
午前中から絶え間なくお客様が会場に来てくださりましたが、ゆっくりとお話しができる程の人数でした。午後もこんな感じかな~、なんて考えていたら、とんでもありません1時くらいからつぎからつぎへと茶道の先生方がお弟子さんを連れて会場はいっぱいに、そのお弟子さんにしても話を聞いていると、皆さま先生クラスの方々ばかり、ガラスの魅力を話しつずけること3.4時間、あっという間に時間が過ぎ、帰りの時間に、地下鉄に飛び乗り羽田に向かいました。
このガラス展は本当に勉強になりました。実際に茶会の席でお手前をする先生方の手に触れてガラスの茶道具を感じていただき、大きさや重さ、季節感から作法までいろいろなお話しを聞くことができました。この展覧会を企画してくださいました淡交社の社員スタッフの皆様、「ガラスの香合・小筥展」の監修をし私を選んでくださいましたギャラリー仲摩の仲摩さん本当にありがとうございました。感謝いたします。
あと二日間、会期がありますがよろしくお願い致
します。
お近くに御寄りの際はぜひ会場に足を運んでみてください♪

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夕暮れの羽田空港
日本画家 千住博さんの巨大なアート作品「ウォーターホール」
山口のガラス工房に帰る時はいつも出迎えてくれます。

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ガラス展の会場から急いで羽田へ(出発ロビー)帰宅します。
満員御礼のガラス展会場は、お客様の流れが途絶えず写真を撮ることができませんでしたが、たくさんの方にガラスの魅力を感じていただけたと思っています。

ガラス作家7人による「ガラスの香合・小筥展」が始まりました。

ガラス作家7人による「ガラスの香合・小筥展」が始まりました。
茶道の世界ではあまり多く使用されないガラス素材の魅力をしっかり伝え、多くの人にガラスの茶道具を見立てていただきたいと言う思いで、新宿区にある淡交社9階のギャラリー翠でガラス作品の説明をします。今日から4日間ほどの予定で東京出張開始、しっかり営業します。!
このガラス展で私が楽しみにしている事は、昔から応援して頂いているお客様や出品しているガラス作家の方々にお会いすること。懐かしい先輩方と近況報告できれいいな~と思いながら羽田から会場へ向かいました。
いつもであれば、搬入から自分たちで会場をセットするのですが、今回は茶事の装いを演出するために淡交社さんにお任せです。展示空間は床の間を備えた畳のある部屋に、感じよくガラスの茶道具が並び、会場にはガラス作家の佐藤透さん、広沢葉子さん、今回の展覧会の仕掛け人であるギャラリー仲摩の仲摩マサ枝さんがお見えになていました。流石に第一線で活躍するガラス作家の作品だけあって、どれも美しい作品ばかり。ホントに勉強になります。ガラス作品の説明に行っているのに逆に他の作家さんに質問したり、されたり。もちろん、足を運んでくださいました、お客様にはしっかりとガラス作品の魅力を説明させていただき喜んでいただいております。
東京滞在中、ガラス展のお客様とどんな出会いがあるか楽しみです♪

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ガラス作家 広沢葉子さんの作品 
水差しや茶入れ振り出し等 しっとりしていて女性らしい素敵な作品です。

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西川慎 ガラスの香合
かごに墨を入れて写真のようにお手前では使用するそうです。
ガラス作品が良く見えます。(汗)

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ガラス作家 佐藤透さん コアガラス作品 振り出し
とてつもなく繊細な作品 気の遠くなる作業とレースや花、植物の文様がとてもきれいです。

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山田輝雄さんの作品 「ガラスの香合」 日本最高峰の切子の技術!
伝統にとらわれ過ぎずに現代のカット(切子)が施されています。流石です。

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左から ガラス作家の佐藤さん、広沢さん。
このガラス展の仕掛け人、ギャラリー仲摩の仲摩マサ枝さん。
ガラス作家を目指した15年前から大変お世話になっています♪

 

現代ガラス作家4人展

現代ガラス作家4人展
今朝もガラス工房では吹きガラス講座を行い、昼からは吹きガラスの作品をせっせと制作していました。
非常に湿気が多く気温はさほど高くはないけれど、ガラス熔解炉の前は以上に暑く、わりと大きい作品を作っていたので夕方には若干ばてていました。
そんな時に富山県在住のガラス作家、川辺雅規さんから「M.Mグラススタジオに行っていい?」と電話をいただきました。もちろん、OK。「どうしたかな?」と思って考えると、今日から「現代ガラス作家4人展」の初日でした。山口県の宇部市にあるギャルリー小川現代ガラスの展覧会に出品し昨日から搬入で来られていたようです。他のガラス作家さんは午前中に帰ってしまわれたようなのですが、川辺さんは一日滞在されてからの帰宅予定。川辺さんが会場に居るのであれば、あまりにも暑い今日の吹きガラスは早めに切り上げ、ガラス展の会場に行ってみようとスタッフを連れて会場に。ただ、ガラス工房の営業は5時まで、ガラス展も5時まで誰か一人残らなくてはいけません。お留守番を一人じゃんけんで決めて早速出発、会場に向かいました。(お留守番さんは後日連れて行きます。ごめんね♪)
会場には久しぶりに再会する「第四回現代ガラス展INおのだ」の大賞を受賞した川辺さんと、4人のガラス作品200点程が展示されていました。どれも力作ばかりでスタッフ一堂真剣に見学。
素晴らしい展覧会です。
その後、私達のガラス工房に場所を移しお留守番のスタッフと、きららガラス未来館の館長を交えて、川辺さんと座談。ガラス作品のことや考え方、お互いのガラス情報を交換し、近況報告。あっという間に2時間たって、それでも話足らず、二人でおいしいスペイン料理のお店「ソル・ポニエンテ」でガラス芸術に関して話しました。普段なかなか話せない事もお互いに聞いてみたりして・・・(汗)。同い年の現代ガラス作家どうし、こうしてガラス作品やガラス作家性について語り合うのはとても刺激になり、また勉強にもなりました。

そんなガラス造形作家の川辺さん他3人が出品されているの展覧会、足を運んでみてください♪

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現代ガラス作家4人展 皆10年来の知り合いばかりです♪
話が楽しすぎて川辺さんとのツーショット写真、撮り損ねました。(涙)

会期 : 2010年7月3日(土)~7月18日(日)
ギャルリー小川
〒759-0207 山口県宇部市厚南区西ヶ丘
TEL (0836)41-0005 FAX(0836)41-6099

 

展覧会巡り (絵画・ガラス)

展覧会巡り (絵画・ガラス) 
東京出張も3日目、最終日です。
今日も午後からは打ち合わせの予定が入っています。だから昼間ではゆっくりという事はM.Mグラススタジオではありません。少しでも良いものを観て、手に触れ、人と話す。そうする事が次の作品の糧となり良い仕事につながると思っています。と言う事で、午前中は展覧会巡りです。
初めに向かったのは日本橋高島屋の美術画廊です。ここでは、洋画の安達博文展を見に行きました。独特の描線とユニークなフォルムの人物画や、日々描いた10m余りの水彩絵日記も出品していて、その日々の積み重ねと、デッサン力は素晴らしいものでした。安達先生は富山ガラス造形研究所時代にお世話になった先生で、会うのは多分10年ぶりくらいです。先生の創作活動や私達M.Mグラススタジオの近況活動など短い時間でしたがお話しができ、変わらない安達先生の独特の雰囲気にパワーをもらって次の会場に。場所は目の前工芸サロンです。ここでは、ガラス作家室伸一先生の作品展、多彩な色ガラスに詩的な造形の作品の数々を観て先生にご挨拶。西川慎が8年前から金沢美術工芸大学の工芸科でガラス素材の集中講義を行っているのですが、その前任者が室先生です。直接お会いしたことはなかったのですが、やっとご挨拶ができてホッとしました。
この後、銀座、川崎、横浜と展覧会を巡りに巡り、仕事も済ませ、懐かしい先輩ガラス作家の展覧会も観ることができ大満足で羽田に向か東京出張は無事終了。

足は棒のようになって疲れ果てたけれども、たくさん収穫がありました♪
さあ、明日からM.Mグラススタジオでガラス制作開始です。
ガンガン創っていきますよ!

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10年ぶりに会う安達先生(左)
後ろは10mもある絵日記作品です。ちょっとした描写がたまりません。

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独特な線で描かれた自画像と日記の作品。
完全な安達ワールドです。

 

 

ルーシー・リー展 

ルーシー・リー展 
東京に着くと渋谷に向かい、ガラスの展覧会を2つばかり観て話などをしてから、次は六本木での打ち合わせ。こちらもきっちりと会議を済ませて、今回出張で池本美和・西川慎ともに楽しみにしていた「ルーシー・リー展」を観に行きました。
打ち合わせ場所からすぐ近く、東京ミッドタウンから歩いて3分程の場所、国立新美術館で開催されています。と言っても展覧会最終日さすがに来られる人たちもすごい人数です。
私達も駆け込みで列に並びました。

ルーシー・リーは誰もが知っているイギリスの女性陶芸家。工芸を志す多くの作家はルーシ―の作品に対する姿勢や作品の魅力に共感すると言われています。
私も、いくつかの作品は拝見したことはあったのですが、これほどまでに多くの作品(およそ250点)を一堂に観るのは初めてです。バーナード・リーチとの関係から始まり、ハンス・コパーとともに制作した日々の作品、生涯にわり芸術家ではなく、陶芸家として制作、研究し続けた作品が会場を埋め尽くしています。
「私はただの陶芸家。作品は何も意味しない。私はただ陶器(pot)を作りたいと思っただけ。」展覧会の途中で記されていたルーシーの言葉に、一生をかけて制作し続けた重さを感じずにはいられません。晩年80歳を超えてからも新しい作品に取り組み仕上げた作品を目の当たりにすると胸に込上げるものがありました。(感)
本当に素晴らしい展覧会です。国立新美術館での「ルーシー・リー展」は今日で終わってしまいますが、この素晴らしい展覧会はこの後、五つの会場を巡回するようです。
山口県の萩の浦上記念館が最後の会場になっています。
ぜひ、足を運ばれてみてください。
必見です♪

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国立新美術館 黒川紀章晩年の建築

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ルーシー・リー展」購入したカタログです。
すごく良い内容で、お買い得ですよ。 国立新美術館に問い合わせてみてね♪