首都ベルリンの世界遺産と歴史建造物

首都ベルリンの世界遺産と歴史建造物
ハンブルクから4時間以上かけてドイツの首都ベルリンにやてきました。経済情勢が不安定なヨーロッパにおいて唯一安定した成長を見せるドイツにおいてアートの需要はどのようになっているのか、美術館やギャラリー、工芸コンペなどの情報を視察して回る予定です。また、マイスター制(親方制度)をいろいろな物事に当てはめて生産性を高めている「ものづくり」を歴史建造物や工芸品、現代美術から感じ取りたいと思います。ベルリンは世界遺産の数が世界第4位と歴史的な建造物が多数あり、その街並みを大きく崩すことなく現代建築と融合させた都市計画は本当に美しく感じます。
ここでは主に世界遺産とその建築、工芸品を視察して回ります♪

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DBベルリン駅はガラスでできたドームといった建築。
国際列車の行き来する首都の駅だけあって非常に美しい建築です。

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ベルリンではウェスティングランドホテルに宿泊。 ベルリン随一の繁華街、フリードリヒ通り沿いにありブランデンブルグ門からテレビ塔まで延びるウンター・テン・リンデンの通りとの角にある老舗のホテルです。

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ベルリンでの時間は2日間。ついた夜から早速視察に。「ブランデンブルク門」 ベルリンの壁崩壊時に再会劇のあった場所です。16年前に見た時のライトアップと違ってカラーLEDが使われていて、私的には軽いイメージでこのライトアップはあまり良い印象ではなかったけれど、この時はFestival of Lights 2011 期間中の特別ライトアップだったみたいです。通常は色が変わったりしない様です。(ホ)

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ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔) 塔の上からの景色はベルリンの街を一望できます。
ヴィム・ヴェンダース監督「ベルリン・天使の詩」の始まりのシーンで天使が勝利の女神像の肩に座って人間を眺めている様子を思い出します。今日も天使が来ていますかね♪

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ジーゲスゾイレ(戦勝記念塔)塔の上からの景色。道の端にはブランデンブルク門

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シャルロッテンブルク宮殿 宮殿の美しさもさることながら実際に使用されていた工芸品が多数展示されています。展示方法が綺麗です。

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ベルリンの壁 イーストサイドギャラリーには1.3キロの壁が残されています。

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ペルガモン博物館 古代ギリシャ、ローマの貴重な作品群が展示してあります。


ヘレニズム期のギリシャ建築美術 どうやって持ってきたのか本物の遺跡を見ることができます。
ところどころに使われている神殿内の床のモザイクが素晴らしい!

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イシュータル門 バビロニア王国の古都バビロンあった門で青色の釉薬を塗った瓦で覆われ想像上の動物シリシュのレリーフが並んでいます。ガラス化した釉薬の美しさを資料として池本さんが撮影。

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発掘された古代ガラスも多数展示してあります。

ガラスモザイク作品 フランクフルト

ガラスモザイク作品 フランクフルト
日本から15時間ほどのフライトを終えようやくドイツのフランクフルトへ到着。空港からは地下鉄に乗ってフランクフルト中央駅まで出て、駅近くのホテルへ向かいます。時差があることから、日本から来た私たちにとっては今日一日は24時間でなく、31時間。もう24時間丸一日以上起きています。それでもドイツに来たからにはビールとソーセージ。食べた後はしっかり休んで明日の視察に備えます。
フランクフルトはユーロを発行する欧州中央銀行をはじめとして金融の中心で交通の要所です。ガイドブック的にはこれといって観光するところの少ない地域ですが、ここでも歴史的建造物のステンドグラスとガラス作品を見学に行きます。

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フランクフルト中央駅に到着。交通の要所です。

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フランクフルトソーセージ、マッシュポテト、ザワークラウトどれも本当においしい♪
日本時間の朝5時でもぺろりと食べちゃいます。

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ドイツ ビール 激ウマです。

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朝を迎えて視察開始。
大聖堂(Dom) 赤茶けた外観が目をひく典型的なゴシック建築。
1562年から230年間にわたり神聖ローマ帝国皇帝の戴冠式が行われたことで有名な場所です。

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中は壮大なステンドグラスです。
ステンドグラスも幾何学的な四角と三角の組み合わせで構成された美しい作品です。

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マインタワーの屋上展望台がありフランクフルトの街を一望できます。

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ロビーには巨大な壁面作品が・・・

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近くによると実はガラスモザイク。

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ガラスピースのグラデーションと色の違いだけでなく、ガラス表面の割れた表情と微妙な高さの違いで表現しています。古典的なモザイク技法ですがとても美しいですね。

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マインタワー展望台から街を眺めます。左上に見えるフランクフルト中央駅から次の目的地へ。

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次の目的地ベルリンへICEで向かいます。 気分は「世界の車窓から」♪

ガラス作品の視察 ヨーロッパへ

ガラス作品の視察 ヨーロッパへ
本年より目標として定めたM.Mグラススタジオの取り組みとして、海外でのガラス制作活動を積極的に行っていこうと考えています。アジアはもちろんのこと、アメリカ、ヨーロッパ等でのガラス作品の発表、販売、建築への提案を行い日本での活動もよりスムーズに行えるよう実績を積んで行こうと考えています。
今回は3都市を巡り、歴史的なガラス作品(ステンドグラス等)と現代ガラス作品がどの様に結びついているかを視察します。日本よりはるかに深く、身近で宗教的な意味合いで制作されたステンドグラスを使用して建てられた教会を多数保有するヨーロッパの経済大国ドイツの首都ベルリンとフランクフルト。伝統的なカット技法とエナメル絵付け等で有名なボヘミアングラスと現代ガラスの聖地、チェコ共和国の首都プラハを観て回ります。
西川が17年前にガラスを学んだ両国を再確認し、ガラス作家として積み上げてきた経験をもう一度原点から素直な目で見つめ直します。同時に私達M.Mグラスのガラス作家をはじめ、日本のガラス作家の作品展を行えるような企画も話し合う予定です。どんな視察に成るか楽しみですが、同時に1000km近くを電車での移動と超ハードな旅です。これから
ポイントポイントで順次紹介していきま~す♪

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ガラス作品視察へ KLMオランダ航空で関西空港を出発しま~す♪

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北極圏を抜けて向かうはヨーロッパ、ドイツのフランクフルトへ!

玄游書展を見に行きました。

玄游書展を見に行きました。
毎年、山陽小野田市文化会館で開催されている玄游書展を見に行きました。
私達が小野田にガラス工房を立ち上げた9年前から書道研究玄游会の先生方、そのお弟子さんたちの数多くの作品を拝見させて頂いております。御年輩の方から幼稚園児まで幅広い年齢に様々な思いで字を書き、お習字として書く字、自己表現の作品として書く字、字の成り立ちを考えながら子供たちが自由に書く字。様々な思いで「書」に触れ合っている姿が作品の内から読み取る事が出来ます。
この展覧会を毎年開かれている先生方や関係者皆さん、お弟子さんの気持ちが本当に素晴らしいと思います。この度もありがたい事に矢田照濤先生直々に作品の説明をしていただきました。アートを志す者として表現の素材は違いますが照濤先生の制作談や、墨や筆の素材について、アート全般についてお話しして頂いた事、本当に感謝です。
字は誰の人生にも必ずついてきます。私もいつか自分にしか書けない味のある字を書きたいと思う良い展覧会でした。

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矢田照濤先生の作品の前で。書家 矢田照濤先生(中央右)、ガラス作家 西川慎(中央左)、ガラス作家 池本美和(右)、きららガラス未来館 中村憲三副館長(左)

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矢田照濤作品
美しいと感じたそのもにはやはり美しいと感じたその場その時が一番調和してゐるのでせう生きた美しさのみが人間の心をゆさぶり動かし人間の心をなやますのも
生きた美しさがするのです
(香月泰男のひとば)

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桂雪名誉会長作品 「大道無門」

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矢田照濤先生お母様 小扇作品 「れんげ畑」

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子供たちの作品。素晴らしい字ばかりです。

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こちらはテーマを与えて、自由に子供たちが書いた書です「龍」、「雨」、「母」など。
このコーナーが私も池本も大好きで、すごく楽しんで字を書いている姿が目に浮かびます。

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会場で偶然出会った縄田悠乃ちゃん♪
以前ガラス未来館に体験学習に来てくれた子です。書道を習ってもうすぐ5年だそうです♪
すごいな~。「七つの海」私にはこんなにしっかりとした字を書けそうもありません(汗)


子だもたちが自由に書いた文字で気にいったものを写真に撮っていて一番気に入っていた「雨」が実は縄田悠乃ちゃんの作品でした。(中央)
このブログ用の写真を選んでいるときに気が付きました。(驚)
将来有望ですね♪

篠田桃紅の墨アートと現代のガラス展

篠田桃紅の墨アートと現代のガラス展
楽翠亭美術館に「篠田桃紅の墨アートと現代のガラス展」を観に行ってきました。
富山で作家活動をしていた10数年前からお世話になっている「石崎産業グループ」の社長様や専務様、美術館の企画アドバイス等をされているギャラリーNOW様の御好意でこの度の展覧会に参加させて頂いています。石崎グループにコレクションしていただいている池本美和、西川慎のガラス作品を12点余り展示していただきました。和の空間に篠田桃紅先生の書とガラスの立体作品が何とも気持ち良く展示してあります。日常生活の中にあるアートの提案として、とても斬新でセンス良い生活空間をアートが埋めています。運よく楽翠亭美術館の石崎館長にお会いできお話しを伺う中で石崎館長は「ただ歴史的な建造物を修復、修繕するのではなく、古いものを大切にしながらも現代に生きる現代人の感性で次の世代に伝えて行きたい。」とおっしゃられていました。本当に素晴らしい事だと思います。そういった中で私達M.Mグラススタジオのガラス作品も生きていく事ができれば作品にとって最良の幸せだと言えると思います。この展覧会を拝見させて頂き、この様な機会を頂いたこと本当嬉しく思います。(感謝)

 この度は偶然にも石崎館長様にお会いできた大変うれしく思います。山本支配人様、スタッフの皆様に至ってはご丁寧に一つ一つ美術館についてご説明いただきありがとうございました。また足を運ばさせていただきます。(感謝感謝)

ここで楽翠亭美術館の説明をちょっと。
楽翠亭美術館は富山駅北エリアに新しいアート空間として2011年5月22日にオープンしました。約4,000平方メートルの広大な敷地に1950年代に建築された和風邸宅をリニューアルしたアートにあふれた素敵な空間に仕上がっています。
もともとは、会社経営者の自宅として建設されたもので、貴重な文化財として保存するために、環境事業会社の「石崎産業グループ」が購入されたそうです。その後、保存修理を施し、研修施設としで活用されていたものを美術館として一般公開されるようになりました。伝統的な回廊式日本庭園、純和風建築、土蔵造りの蔵など日本建築の伝統と現代美術や現代工芸を気持ちよく体感できるように改築された現代的な空間感が心地よい美術館です。
また、美術工芸展示空間、日本庭園のほか、無料のギャラリー、ショップ等も併設されていてカフェを楽しむこともできます。富山に行かれる方は是非足を運んでみてください。
超おすすめの美術館です♪

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楽翠亭美術館コレクション×ガラス作家「篠田桃紅の墨アートと現代のガラス展
2011年8月27日~11月13日まで、まだ少し時間があります。
富山にお出かけな方はぜひ足を運んで下さい。

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楽翠亭美術館入口、サインがひかります。

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池本美和ガラス作品 「Water Forest」

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西川慎ガラス作品「月齢」

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回廊にガラス作品を展示して、その向こうに日本庭園が見える美しい空間です。

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西川慎 壁面ガラス作品「月齢」 特設していただきました。

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二回は西洋建築風に建てられているので、ガレやレースグラス(安田泰三作)が展示してあります。

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母屋を出て蔵のスペースも展示空間になっていてこちらも母屋とは違った蔵特有の狭さと言うか広さと言うか、なんとも興味深い空間になっています。


こちらは 「板橋廣美展」 白の連想シリーズより

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壁面ガラス作品「月齢」の前で記念撮影。
館内を案内していただきました楽翠亭美術館コーディネーターの山本珠希さん(右)金沢美大講師の薮内先生(中央)と同じく金沢美大講師の前田先生(左)
山本さんは学生時代に一度私が作品の講評をしたかとがあったみたいで、重ねてビックリしました♪

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帰り際に「富山ガラス造形研究所」によってちょっと御挨拶♪
中央で吹きガラスをしているのは、研究所に勤めるガラス作家の川鍋さん

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こっちのベンチは同じく研究所に勤めるガラス作家の佐野きょうこさんと奥のベンチは中神先生です。
皆、制作に励んでいます。突然おじゃまして済みませんでした。また行きます♪

ガラス集中講義 金沢美術工芸大学

ガラス集中講義 金沢美術工芸大学
毎年恒例の金沢美術工芸大学「ガラス集中講義」が4日(火曜日)から始まりました。いつもは、月曜日から金曜日の5日間で行うのですが、今年は3日の月曜日に高円宮妃殿下と典子女王陛下がガラス未来館に訪問される関係で、火曜日からのスタートです。日程は短くなっても制作内容、時間ともにいつもと同じく朝、夕方と時間を延長して密度の濃いものにしますので、学生たちにとってはハードな1週間になると思います。
もともと金属工芸を選択している学生向けの講義ですので、工房内はガラスの設備は簡易なものです。そんな中でもガラス素材の一端を感じてもらいたいと思います。今年の生徒皆がガラス素材を扱うのは初めて。授業のテーマは「ゼロからイチへ」。一度も触れた事のないガラスを体験して学生のガラスに対する経験値をゼロからイチへレベルアップします。0(ゼロ)はいくら掛けても0(ゼロ)ですが、1(イチ)を掛け算すると何倍にでも大きくなっていきます。全く知らない状態をぬけ出せば後は自分次第でいくらでも研究が出来るようになって行きます。
ことしの学生はどんなかな~♪

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やって来ました金沢美術工芸大学。今年もがんばりましょう!

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金工部屋に用意されたガラス熔解炉。M.Mグラススタジオのガラス溶解炉に比べると20分の1くらいの大きさ。バーナーも金工用だけど時間をかけてガラスを熔かします。今年は横に穴をあけて、もう一本バーナーを追加。熔解炉の状態は良いみたい♪

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易ガラススタジオ完成。
右が木製のベンチ、奥に小野田のガラス工房から運んできた電気炉(徐冷炉)その横には鉄板を引いただけのマーバー等々、工夫のたまものです。

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学生たちは吹きガラスと同時にステンドグラスを学び、制作します。
流石美大生、初めてなのにかなり細かい作業をしています。

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こちらもかなり細かいステンドグラスの様子。どの様に仕上がることやら。

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で、あっという間に最終日。ちょっとしたきっかけとガラスの基本を教えただけで、皆あっという間に個性なある作品に。「ゼロからイチへ」しっかり実感してもらえたかな!

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研究会を終了してからも指導される先生方。
(左)
中川 衛 先生 重要無形文化財保持者(人間国宝)
2004年(平成16年)、重要無形文化財「彫金(加賀象嵌)」の保持者に認定。
人間国宝に教わる学生。なんて贅沢なんでしょう。
(右)原 智 准教授 私をガラスに導いてくれた恩師です。17歳のころからお世話になっています。
今でも先生から見習い、教わる事が沢山あります。

両先生方今年もいろいろとありがとうございました。またよろしくお願いします。

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毎年この時期は集中講義が同時に行われます。
彫金の作家 前田真知子先生。先日観に行った「日本伝統工芸展」に入選されています。

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鍛金部屋、中央奥で指導する鍛金作家の薮内先生。学生達も真剣です。

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今回のガラス集中講義に参加した学生。自分で制作したグラスで試し呑み
今年はガラス炉の状態もよく良いガラス作品ができました。グラスの中はもちろんお茶です。(怪)

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私がデモンストレーションで制作したグラスの争奪「じゃんけん」
6人のでのじゃんけんでしたが一発で決着。ちょきで勝った学生に縁があったみたいです。
金沢美術工芸大学ガラス集中講義今年も無事終了です。 

高円宮妃殿下と典子女王殿下 ガラス未来館に御訪問されました。

高円宮妃殿下と典子女王殿下 ガラス未来館に御訪問されました。
先日より山口県では第66回国民体育大会、おいでませ!山口国体が開催されています。山口県での国体開催は、オリンピック東京大会前年の昭和38年に開催されて以来、実に48年ぶりの開催になります。この国を挙げての行事期間中には多くの方々が山陽小野田市にも訪れます。その中で本日は私達が管理運営を行っている「きららガラス未来館」になんと高円宮妃殿下と典子女王殿下がガラス未来館に御訪問されました。ガラス未来館の講座生さんや体験学習にいつもお越しいただいてるお客様にご協力いただき、高円宮妃殿下と典子女王殿下にガラス未来館で行われているエナメル絵付け、サンドブラスト、とんぼ玉制作、吹きガラス等の体験講座を御見学いただき、さらにガラス未来館に設置してあるガラス作品を鑑賞され、きららガラス未来館での活動とガラス文化についてお話しさせていただきました。また、先日のコンサートからお世話になっている廣田先生をはじめONODAグラスアンサンブルのメンバー、先生方がグラスマリンバ、グラスボール、グラスハープ、クリスタルフルート等のガラス楽器で演奏を披露。両陛下はメンバーに拍手を送られていました。西川や池本のガラス作品の説明もそれぞれにさせていただき、あっという間40分が時間が過ぎ、いつもはあまり緊張をしない私(西川)ですが、この時ばかりは本当に緊張して背中に汗がびっしょり。(汗)お帰りの際にはガラス工房スタッフにも「制作頑張って下さい。」とお言葉を頂きスタッフのみんなもよろこんでいました♪
両殿下に御説明させて頂いている中で、少しずつですがM.Mグラススタジオやりたかったガラスの文化活動がこの山口の地でも広がり始めていると実感できる様な御訪問だった様に思えます。
県、市の担当者、県警の方をはじめお手伝い頂いた関係者の皆様ありがとうございました。

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高円宮妃殿下と典子女王殿下 ガラス未来館に御訪問
10月4日宇部日報の記事です。

グラスマリンバ チェロと打楽器「ふるさと夢コンサート」

ラスマリンバ チェロと打楽器「ふるさと夢コンサート」
チェロと打楽器による魅惑の世界「ふるさと夢コンサートinさんようおのだ」が9月30日にチェロ演奏者に海野幹雄さん、パーカッション&ボイスに野尻小矢佳さん、ピアノに海野春江さんを向かえ、山陽小野田市文化会館大ホールでコンサートが開かれました。
その二日前からアクティビティーとして三人の演奏者の方々が市内の施設や学校で演奏会、音楽指導等を行って下さっています。私達が管理運営をする「きららガラス未来館」でもコンサートを開いてくださいました。数年前に今回のコンサートの仕掛け人でもある廣田由実先生(現山陽小野田市文化会館館長)と共同開発しました、ガラスマリンバも演奏していただきます。プロのパーカッション奏者に演奏していただくガラスマリンバはどんな音がするのかとても楽しみ♪コンサートが始まるとチェロの深く優しい音色とガラスマリンバの音色が心地よく心に響いてきます。ガラス工房でガラスマリンバを演奏していただけるなんて本当に幸せな時間でした。
9月30日の文化会館でのコンサートはさらに素晴らしく音響効果ばっちりのホールでの音色は格別でした。初めて聞くコンサートマリンバ(木琴)の音色にもビックリ!どこか懐かしく、素敵な音がするなんて!チェロとピアノの音色にも本当にうっとり、コンサート最後の演奏された「グランタンゴ」の多数の打楽器を野尻小矢佳さんが操り、海野春江さんのピアノの超絶技法、海野幹雄さんのチェロがまるでオーケストラの様に調和して最高のコンサートでした。
この様な機会を与えて下さり、コンサートにも招いて頂きました廣田先生と演奏者の皆さま、本当にありがとうございました。またの機会を楽しみにしています♪

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きららガラス未来館でのコンサートは夕陽の中で始まります♪

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チェロ演奏者 海野幹雄さん、ピアノに海野春江さん、ご夫婦で音楽家です。
海野さんはお父様とお母様もプロの演奏者で音楽一家だそうです。
ご夫妻ともども輝かしい経歴と実力の持ち主です。

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ガラスマリンバを演奏するパーカッション&ボイスに野尻小矢佳さん。
やはり幼少のころよりマリンバをはじめ、国内外でのコンクールで賞を頂いているアーティストです。

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ガラス未来館では野尻さんとガラスマリンバの制作や音色についてコンサートの中で短く対談もしました。数多くの打楽器をご存じの野尻さんも私達のガラスマリンバの形態は観た事がないと言っていました。同時にガラスマリンバの音色についても他に代わるものがない音とおほめ頂きました。(嬉しい!)

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山陽小野田市文化会館大ホールでのコンサート会場
アクティビティーとして三人の演奏者の方々が市内の施設や学校で演奏会、音楽指導等を行った事を早速パネルで紹介し絵てあります。

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左にガラスマリンバ、中央にコンサートグランド、右にコンサートマリンバ
コンサートホール早く入場し過ぎちゃいました。

 
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コンサート終了後、演奏者の皆さんと記念撮影♪
素敵なコンサートありがとうございました。

日本伝統工芸展を観に行きました。

日本伝統工芸展を観に行きました。
日本橋三越本店で開催されています「日本伝統工芸展」を拝見しました。
開催2日目と言う事もあって制作者の作家先生、お客様ともにものすごい人です。
陶芸、染織、漆芸、金工、木竹工、人形、諸工芸と分類され、各工芸の作家が鍛錬と工芸技術の発展のために制作された作品が600点以上展示されています。そのどれもが素晴らしい作品ばかりで本当に日本の工芸技術の高さを感じる事が出来ます。この伝統工芸展の意味合いは「伝統は生きて流れている物で、永遠に変わらない本質を持ちながら、一瞬もとどまることなく、今日の生活に即した新しいものを築きあげる」事の様です。今私達が日々制作しているガラス作品と同じ方向を向いているのです。しかし、私を含めて、現代ガラスの作家は伝統的な技法を用いながらこの伝統工芸展にチャレンジしている作家は私を含めて非常に少ないと思います。「伝統」と言う言葉の意味を深くとらえ、自分で枠を作らずにもっともっといろんな事に挑戦して行く事が大切だと、この展覧会を観覧して感じています。とても勉強になりました。

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日本橋三越本店で開催されてる「日本伝統工芸展」
国内最大規模の公募展です。

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9月21日~10月3日
日本橋三越本店 本館7階ギャラリーにて開催しています。

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日本橋三越本店をかわきりに、全国12か所で日本伝統工芸展が開催されます。
山口県のお隣、広島(広島県立美術館)、福岡(岩田屋本店)でも開催されます。
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。

ガラス作品の打ち合わせ

ガラス作品の打ち合わせ
相変もわらず急な出張で今日も東京に来ています。台風15号が本格的に上陸しそうな状況の中またもや台風に追われるようにして東京に移動します。運が良いのか悪いのか朝一番のフライトをとっていたので、何の影響もなく羽田に着くことはできましたが、ガラスの打ち合わせの間、徐々に風が強くなり窓の外は大荒れ。(暴風雨)電車は止まり、街路樹は折れ、救急車のサイレンがいくつもなっていました。(怖)ガラス作品の打ち合わせは、外の状況と正反対に静かに、淡々と進み思ったよりは早く終了。それでも午後10時近くまでかかった会議でしたが、このころには台風が都内を抜けて電車もほぼ全線復旧し難なくホテルまでつくことができ、ちょうどよかったみたい。山口のガラス工房内では「台風雨男」とスタッフには呼ばれ始めていますが、実はツキを呼び込む「嵐を呼ぶ男」なのかも・・・。(自称)
また、少ない時間を見計らって展覧会にも行ってきました。写真と同時に紹介します。 

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ガラス作品打ち合わせのため絶対に東京の行かなければいけません。
台風が日本に接近していますが逃げるようにして始発便の山口宇部空港発で東京に。いつも使っている2便からは欠航になりました(危)
上空はぶ厚い雲で覆われています。

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羽田に着くと欠航便が相次いで報告されています。
打ち合わせにに来れて良かった(嬉)
これからがガラス作品についての打ち合わせでの本番です。
日程の間しっかり詰めます。



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台風も過ぎ去り、時間をみつけて展覧会に。
表参道、根津美術館のすぐ近くにあるフロムファーストの「グラスギャラリーカラニス」へ。奥野美果さんよりガラス展のDMを頂いていましたので、行ってきました。「カラニス」はガラスを専門に扱う数少ないギャラリーです。
10数年前にグループ展をさせていただ事があります♪

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「奥野美果グラスワークス」を拝見しました。
砂岩とガラスを組み合わせて相性、調和、対比などを様々な視点からガラス素材を通して表現されています。ガラスと砂岩の相関する形がとても綺麗でした。

国内外で活躍を続ける素敵なガラス作家さんです♪

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出張日程の最終日は、時間いっぱいまで話が出来るように、羽田空港で行いました。
沢山のガラスサンプルを広げてちょっと周りに迷惑かけてしまった感じ(汗)
それでも無事に打ち合わせ終了。
最近気にいっている出発ロビーのラウンジで、コーヒーを頂きながらメールのチェック。
この度もハードにスケジュールをこなしました。